モノクロトウキョー

昨日無事に地元に帰ってきました｡
大地も一緒だから､寂しくなかった｡



本当は今日は会わない予定でいた｡
でも､昨日のふとしたときに「どっか行く？」となり｡
明日決めよう､と言って別れた｡



そして今日連絡したら､「少し具合悪い」と｡


あぁ､今日はダメかな｡今年はもう会えないかな｡
今年最後なのにそれはなぁ……と思いつつ｡
でも具合悪い人を無理やり引っ張り出すのも酷だし､
私は『いい人』を装って「今日はやめようか？」と提案したの｡



大地は悩んでた｡
いつもなら悩むことないから､よっぽどだるいんだろうなと｡


……本当なら休ませてあげるべき｡
そんなのわかってるの｡
でも､純粋な『いい人』じゃないから私は｡


自分の欲に溺れてしまうの｡
そんな私は､


「会いたかったけど､無理しなくていいよ」


って言った｡




そう言ったらあなたは来てくれるとわかってたから｡

12月は師走ともいうけれど､本当に忙しい｡
状況がコロコロ代わり､あっという間に時間が過ぎていく｡


かくいう私も色々あって｡
なんと突然大地のところに行くことになりました｡
仕事の手続きの関係で､面接にきてほしいとのことで｡
もちろん仕事のことなので､行くけども｡
１週間後｡めっちゃ年末(笑)


慌てて汽車のチケットを買ってきた｡
なんとか買えたけど､席に座れるかわからない｡
それでも行く｡




しんどいけど､そのおかげでいいこともあって｡



大地に会える日が少し早まった｡




たった3日だけど｡
会える日を指折り数えている今の私にとってはすごく大きい｡



少しでも｡少しでも早く｡
あなたに会いたい｡



会えるなら､こんなに嬉しいことはないでしょう｡




だからあと１週間｡
仕事がんばって､あなたのところに行く｡



嬉しいことがもう一つ｡
今回は帰りが一人じゃない｡
あなたと一緒なんだ｡
だから､きっと寂しくないね｡




帰りが楽しみなのは初めてだ｡

大地から「来い」って言われてからずっと｡
悩んで､悩んで｡
それしか考えることはできないのかっていうくらい考えて｡



悩み抜いて､結論を出しました｡





来年から､彼のところへ行くと｡
遠距離恋愛を終わらせようと｡




そう､決めました｡





正直､まだ覚悟はできていないのです｡
だけど､私の覚悟ができるのを待っていたら､今年なんかあっという間に終わっちゃう｡
下手したら来年の３月まで考え込んじゃう｡




だから､これから「覚悟を作る」覚悟をしたの｡

大地は私の外堀を埋めて､先手先手と打ってきた｡
ずるい､って思ったけど……ある意味正解｡
そうしないと私が動けないのをようく知ってるから｡
だからそういう風に私を追い込んだのでしょう､「わざと」｡





だったら私も自分で自分を追い込めばいい｡
自分が動けるように､自分のために｡




悩んで答えが出なくてもやもやしてる今は苦しい｡
実際に動き出したとき､この選択でよかったのかと悩むときもあるだろう｡
それでも､振り返ったときに「この選択でよかった｡」と思えるような選択をしたい｡




今の私にとっての最高の選択をしたと､そう思いたいのです｡




さぁ､道はつくった｡とりあえずのゴールも決めた｡
あとは前に進むだけ｡

今日大地さんと電話をしました｡
久しぶりでなんか新鮮(笑)


いつものごとく他愛ない会話をぽつぽつしてたけど｡



「……あのさ､電話で言うことじゃないんだけど､」
って切り出されて｡



なぁに｡って気楽に返した私にあなたは言ったの｡



「１年後くらいに籍だけでも入れないか」

って｡改まった感じで言うものだから､びっくりして｡
少しの間､動きも思考も停止してしまった｡



急に言葉少なになった私に､あなたはさらに言葉を重ねるの｡




「こっちにおいでよ｡ーーーもう､来い｡来いよ｡」




……初めてだね｡
「来い」って言ってくれたの｡
いつもは私に答えを委ねるように「来たら？」「おいでよ」だった｡
それが今回は「来い」｡
不覚にもときめいてしまった｡




あなたからそんな風に求められると嬉しい､嬉しいよ｡
ふだんは私を大事にするからこそ､私の意志を尊重してくれたから｡
それはそれで嬉しいけど､たまにはそういう情熱も嬉しい｡





ますますあなたに惹かれ､好きだと思ったのでした｡
たまにはこういうのもいいね｡





続きは拍手返信｡