今日夢を見た。
気づいたらおじさんの家にいて。
何か体がダルいなぁって思ったらお腹大きかった。
――妊娠、してる…?
混乱してたらおばさんが、
「体調大丈夫?もうすぐだもんね」
って言ってきた。
それで、あぁ妊娠してるんだって。
思い出したって感じで、何の違和感もなく受け入れた。
そして気づいた。
近くにある温もりに。
それも3つ。
「おかあさん、これ見てー」
そう言って駆け寄ってくる男の子。
そしてその後をよたよたと追いかけてくる小さな男の子。
あぁ、私の子どもだってすぐわかった。
「お、なんだなんだ?」
そして、すぐ上から降ってくる声。
私が身を預けてるから直に温もりが伝わってくる。
振り返らなくてもわかる。
私の旦那さん。
――それが、大地だったのには少し驚いたけど。
でもすぐに安堵とくっついちゃったら甘えに変わった。
スリ…とすり寄ったら、
「んーどったの?」
なんて優しく言ってくれる。
変わんないね、今と。
でも、何でだろう。
今まで感じたことがないような愛しさを感じたよ。
大地とメール。
久しぶりに何時間もした。
いつもなら早々に切るのにね。
お互いなんか切りたくなくて、あまり意味のない会話を繰り返した。
そして唐突に、
「クリスマスのご予定は?」
って。
――そんなん、わかってるくせに。
あなたが帰ってくるいうから空けてるじゃない。
待ってたんだよ、ずっと。
多分一緒に過ごせる最後のクリスマスだから。
このまま何もしなければね。
良いか悪いかは別として、
この関係が終わるときだろうから。
どうなるんだろうね?
まだ私は答えが見つからないよ。
友達関係って、何で成立するんだったっけ?
共通の部活?
近くの席?
同じ趣味?
似てる波長?
確かにそうなんだけれど。
それだけじゃ、ないんだよなぁ。
様々な思惑が絡みついて――解くことが困難なほど濃密に。
「嫌い」でも「メリット」があれば友達、なんだって。
自分とずっと一緒にいて、寂しがらせない人が友達なんだって。
都合悪くなったらもう友達じゃないんだって。
もういらないんだって。
みんな笑顔の仮面被って、
常に友達の取捨選択してるんだ。
――そんなん何の意味があるん?