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「償う」ということ


2002年2月東京地裁で
一つの判決が言い渡されました

事件はその前年の4月に
当時40歳代の酔った男性が
4人の少年に
駅でぶつかったことから始まります

4人の少年はその男性に
襲いかかり
結果男性は亡くなります

4人の少年のうち2人が
主犯格として
裁判にかけられることになりました


2人の少年は「申し訳ない」
「人生をやり直したい」などとの
言葉を繰り返しますが

事件自体は酔った男性から
絡まれた過剰防衛だと主張して
淡々とした態度を繰り返してました

裁判長はこの2人が真に事件に
向き合い反省しているのか
疑問に感じてました

そして判決です
2人の少年には懲役3年から5年の
不定期刑が言い渡されます


そして裁判長の説諭です
通常裁判長の説諭は
裁判の経験などから被告の
贖罪と更正を促すもので終わります

しかしこの裁判長は
被告の少年2人に対して
「唐突ですが君たちは
さだまさしさんの"償い"という曲を
知っていますか?

もし知らないのならば歌詞だけで
いいから読んで下さい
何故君たちの言葉が人の心を
打たないのか解りますから」です

傍聴席から驚きの声が上がりました
このさだまさしさんの
「償い」という曲は
1982年のアルバムに収録された
歌で当時は
別の「つぐない」という歌がヒット
していたために
さだまさしファンの中では
知る人ぞ知る歌だったのです


この「償い」は実話を
ベースに作られた歌でした

判決後集まったマスコミに対して
さだまさしさんは
「人の心を裁くのには限界がある
しかし人は必ず
過ちを犯す生き物でもあります

それを償うのは大変なことで
償いに終わりはない
これでいいのかなど迷い苦しみ
償いを続けなければならない

その迷いや苦しみを歌にしていく
のが僕らの仕事で」と
語りました

明日その「償い」の歌詞を
引用という形で
紹介したいと思います

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
時には迷います
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