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2018-8-9 15:15

長崎の空へ


その日の朝がくると
僕はまずカーテンを開き
焼きつくような青空を見上げた

港を行き交う船に
その手前を横切る路面電車
そして山の向こうには入道雲が

１９４５年８月９日
この町が燃え尽きたあの日
祖母は悪魔の姿を見た


気がついたら炎の海を
さ迷っていた
振り返ったらやはり山が見えた

もう恨んでいないと祖母はいった
武器だけを恨んでも仕方ないからと

それよりも武器を生み出す
人の心を恨むべきだと


だからくり返さないでね
くり返さないでいて

長崎の空へ向かって
今唄っている
長崎の空は晴れているのだから

セミは鳴き続けていたと
祖母はいった
あんな日でもセミは鳴いていたと


短い命を惜しむように
セミは鳴いていたと

だからくり返さないでね
くり返さないでいて

長崎の山に向かって
僕は唄っている
長崎の空は晴れているのだから

〜さだま◯し
広島◯空
より 引用〜

from Itsuki

ー今日は
長崎の原爆祈念日でした
毎年この日は特別な一日ですー


↑しらゆきちゃん
祈っています
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