スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

被災地の苦悩


熊本地震の際の出来事です
配給される物資を受け取りに
車を走らせ
途中一件だけ営業していた
ガソリンスタンドで
給油のために列にならんでいた

すると1台の車が割り込み
給油して走っていった
その車はマスコミの車だった

またある時倒壊した家屋に
閉じ込められた人の救出のため
被災者が瓦礫を撤去していた
その様子を見ていた
スイスのメディアの人たちも
撮影を止めて撤去を手伝っていた

しかしそこにいた日本の
メディアの人たちは
その様子を撮影し
レポートを続けるだけだった


ある夜ようやく避難所で
眠りについた頃
突然撮影用のライトに照らされた
驚いた子どもが泣き出したのに
それに構わず
レポートが始まった
夜のニュース番組の生中継らしい

被災者に配給されるはずの
お弁当を
マスコミの人間が横取りするように
受け取ると
「今日唯一の食事のお弁当です」と
紹介を始めた

避難所ではただでさえ食事が足りず
一つのお弁当を分けて
食べている家族もいるのに
マスコミだったら
何をやっても許されるか?


生活再建のメドが立った被災者より
メドも立たず呆然としている
被災者に平気でカメラを向ける

自宅の片付けだけで精一杯なのに
当たり前のように
カメラを向けマイクを向けてくる

「あっちの方がきつい映像が
撮れるようだぞ」との声に
一斉にマスコミは移動していく

これでは被災者はまるで
晒し者ではないか

「いい加減にしてくれないか」と
苦情をいうと
「報道の自由を邪魔するな」と
いい返される



しかしこれは報道の自由でなく
報道の自分勝手です

こうした被災者とマスコミの
トラブルは災害の度に
報告されているみたいです

マスコミが求めているのは
インパクトのある映像で
被災者の気持ちに
寄り添おうとはしていません

テレビのニュース番組や
情報番組に
視聴者の耳目を引く
映像や情報が欲しいだけなのです

これが被災地の苦悩なのです

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
困ってます
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2018年08月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリー