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鶏と牛刀


ドラマ「相棒」の中で
「鶏と牛刀」という話があります

これは「論語」から来た
話ですが

その話は孔子が武城という町を
訪れた際に
箏(こと)を弾きながら
歌を唄っている風景に出会います

人々は箏に合わせて
楽しそうに唄っています


孔子はこの町の長官の
子游(しゆう)に
にっこり笑って話しかけます

「鶏を裂くのにどうして
大きな牛刀を
用いる必要があるのか」と

すると子游は答えます

「私は以前先生から習いました
徳の高い人間が
道を学ぶと民を愛するようになり
徳の低い人間が
道を学ぶと素直になると

それなのに何故笑うのでしょう」


孔子は子游を見ながら
また言います

「皆さん子游の言う通りです
私の言葉は
ただの戯れなのですから」

この鶏と牛刀の話しですが
取るに足らない
小さな事を処理するのに
大がかりなことをする必要は
ないという
意味があるとされています


孔子が子游に対して
「鶏と牛刀」の例えを用いて
戯れ話しをしたのは

子游はもっと大きな町を
治める噐があると
見ていたからともされています

「鶏を裂くのにどうして
大きな牛刀を
用いる必要があるのか」

最近の
オリンピック会場問題などを
見ていると
この話を思ってしまいます

from Itsuki


↑通りすがりの子ねこです
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