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見えない貧困


とある町の朝のシーン
足早に歩く会社員に交ざり
1人の女性がネットカフェに
入りました

女性の年齢は27歳
ネットカフェなどを転々とする
生活を5年続けてます

朝にネットカフェに入るのは
広い部屋に入れるからで
この部屋で夕方までゆっくり寝ます

所持金は3000円で
口座残高は0なので
正真正銘の全財産です

持ち物はバッグひとつで
洋服はコインロッカーに預けてます


この女性は一見OL風で
容姿からは放浪生活を送っている
生活困窮者とは誰も思いません

生活困窮者を支援する団体では
こうした存在を
「見えないホームレス」と呼びます

別の32歳の女性は
仕事で体を壊して退職して
しばらく貯金で生活していたが
やがて底をつき
ネットカフェ生活になりました

「最初は次の職場までの
つなぎのつもりだったけれど
住所がないと雇ってもらえない

ネットカフェならば
シャワーやコインランドリーも
あるので何とか暮らせるから」
と語ります


こうした「見えないホームレス」は
同じ境遇の人たちは解るらしく
中に50歳代の人もいるそうです

彼女たちは生活資金のために
違法行為に走る人もいるそうですが

生活困窮者支援団体の人の話だと
違法行為という手段は
長続きするはずなく

同団体への相談は
年間3000件ほどあり
うち2割が女性からだそうです


以前ホームレスといえば
路上生活者を思い浮かべましたが
今ではネットカフェなどで
暮らす人に変わってます

年齢層も20歳代〜70歳代と
幅広くなっています

こうした「見えない生活困窮者」は
家族との折り合いが悪かったりと
生活保護を拒否したり
精神疾患を患っていたりと
深刻な問題を抱えていたりします

今深刻なのはこうした
「見えない貧困」への対策だと
叫ばれてます

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
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