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鶴富姫伝説


庭の山椒の木に鈴をかけて
鈴の鳴る時は出てきて
鈴の鳴る時は
どういって出ましょう

駒に水を下さいといって
出ましょうか
平家の流れで追討の那須が来て
那須の大八は

鶴姫をおいて椎葉を発つ
その目に涙が
恋の別れの鶴姫おいて
その目に涙が

〜ひえつき節 意訳〜


宮崎県の椎葉村というところに
「鶴姫姫伝説」があります

壇之浦の合戦から平家の残党が
この椎葉村に住み着きます

このことが源頼朝に知れ
頼朝は追討を
那須与一の弟の大八郎に命じます

椎葉村に着いた大八郎は
農耕に励みながらも
貧しく生活している残党の姿に
同情して

平家の残党は討伐したと
嘘の報告をします

やがて椎葉村が気に入り
椎葉村で暮らし始めた大八郎ですが


椎葉村には平家に繋がる
鶴富姫がいました

いつしか鶴富姫を
想うようになった大八郎は
鶴富姫と仲睦まじく
共に暮らすようになりました

しかし大八郎の嘘の報告を
知った源頼朝は
大八郎に帰国の命令を出します

鶴富姫をおいての帰国に
涙しながも
大八郎は鶴富姫に告げます


既に身籠っていた鶴富姫に

「子どもが男の子ならば私の
故郷栃木県に連れてきて欲しい
もし女の子ならば
それには及ばないから」と

やがて女の子が誕生した
鶴富姫は
成人した娘に養子を迎え

未だに想う大八郎の姓 那須を
名乗らせました

「鶴富姫伝説」は
現在は、ひえつき節として
歌い継がれてます

宮崎県の山奥の小さな村
椎葉村に伝わる伝説でした

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
背中で語っています
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