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ギリシャ神話:デュオニュソスの物語 3


デュオニュソスがミダス王に
シノレスが
お世話になったお礼に

何か望みを叶えてあげると
いったところ
ミダス王は悩んだ末に
いいことを思いつきました

ミダス王はデュオニュソスに
「私が触れるものは全て
黄金に変わるように
して欲しい」といいます

何でも手に触れるものが
黄金に変わる力を得た
ミダス王でしたが
同時に厄介な
問題を抱えてしまいます


樹木の枝を手にすれば
枝が黄金になり

りんごの木からりんごを
手にすれば
りんごが黄金になります

その力に喜んだミダス王
でしたが

しかし食事の席でパンを
食べようと
パンを手にしたらパンが黄金に
変わり
ワインを飲もうとワインを
手にすれば
ワインが黄金になり


もはや水を飲むことすら
出来なくなりました

ミダス王は自分の強欲から
招いた結果とはいえ
激しい空腹と喉の渇きに
苦しみます

ミダス王はデュオニュソスに
祈りました

「もう黄金などはいいので
この呪いから
自分を助けて欲しい」と


デュオニュソスはミダス王に
ギリシャのパクトロス河へ行き
これまでの
自分の過失や過ちの罪を
洗い清めれば

私があなたにかけた呪いは
解けますといいました

ミダス王がデュオニュソスの
指示に従い
罪を洗い清めたら
たちまち呪いは消えました

その後パクトロス河では
砂金が採れるようになりました

〜次回 ギリシャ神話に続く〜

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
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