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長崎の歴史:シーボルト物語 最終回


シーボルトは日本を離れるに
あたり自分の財産を
門弟の二宮敬作や高良斎らに預け

妻のお滝さん娘のお稲さんの
面倒を頼みます

シーボルトが日本を離れたのは
1829年12月30日です

シーボルトのスパイ容疑は
灰色決着になりましたが


シーボルトが日本の内情探索をし
日本地図をはじめ
様々な禁制品を持ち出したことは
広く知れ渡りました

しかし長崎の町の人々は
決してシーボルトを
責めたりしませんでした

長崎の人にとってシーボルトは
様々な知識や技術を
伝授してくれた恩人だったのです


シーボルト離日の時
出島近くの岸壁には多くの
人たちが見送りに集まりました

その中にはもちろん
幼いお稲さんを抱えた
お滝さんの姿もありました

「国外追放 再渡航禁止」のため
2度と会えないシーボルトを

大粒の涙を流して見送る
お滝さんと


小舟で出島を離れていく父を
何も知らずに
無邪気に手を振るお稲さんの姿は

周囲の人たちの
涙を誘うものが
あったと記録が残っています

シーボルトの国外追放が
解かれたのは1859年でした

シーボルトは再来日して
妻お滝さんと娘お稲さんと
私塾だった
鳴滝塾で涙の再会をします


↑しらゆきちゃん
まったり中です

from Itsuki
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