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杉下右京と指紋


伊丹「おい、米沢
まだ指紋でないのか!?」

米沢「ええ、一課の方々が
同行された被疑者の指紋ですが
この現場の部屋からは
全く出ませんな」

芹沢「完全に消されたんですね」

米沢「そのようですな」


警視庁・特命係
杉下右京です

伊丹「何ですか
今大切なとこなんですが」

皆さんが任意同行された
被疑者の指紋をお探しでしたか

芹沢「消されたみたいで
ここからは全く出ないんです」

伊丹「教えるな」
ーバシッ!ー

甲斐「完全に消されたんなら
お手上げスね」

米沢「全くそうですな」


しかし全ての指紋が
本当に消えたのでしょうか

伊丹「ご覧の通り
現場の部屋からは出ませんが」

芹沢「任意同行早まりましたね」

伊丹「うるさい!」
ーバシッ!ー

甲斐「杉下さんは指紋が
残ってると思うんスか」

ええ、残っている可能性が
あると思いますよ
この部屋の外ですが

米沢「部屋の外ですか?」

ええ、マンションのエレベーターの
ボタンに
マンションの入り口のドアです

芹沢「なるほどさすが杉下警部
伊丹先輩では・・」

伊丹「だから黙れ!」
ーバシッバシッ!ー


まあよろしいでは
ありませんか

今日は挨拶して
おしまいにしましょう

警視庁・特命係
杉下右京です

同じく
甲斐亨です

警視庁捜査一課
伊丹憲一です

芹沢・・・
伊丹「やはりお前はいい」
ーバシッ!ー

警視庁鑑識課
米沢守です

相棒 エムブロ編
またお会いしましょう


↑杉下右京ではなく
今日の一樹

from
Ukyo Sugishita
&
Itsuki
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