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長崎史跡散策:特別編


僕が入院していた
病院は150年の歴史があります

下の石柱は病院の本館前の
小さな歩道にありました

どうやら病院の辺りが
かつての外国人居留地との
境目だったようです


更に本館正面玄関横の
植え込みで見つけました
病院の歴史です

病院の名前は
「十善会」ですが
開業当初は
「十善寺」だったそうです

この病院の上は実は
「唐人屋敷跡」なのです

更に約150年前は
まだ明治維新の頃なのです

(↑病院の歴史のプレート)

事実上唐人屋敷はその役割を終えて
中に住んでいま中国人たちは

坂に建てられた屋敷から
下の平地へと下りてきます

十善寺医院はその頃に
地域医療を看板に
個人病院として開業します

(↑開業当時の医療用具)

患者の中には当然中国人や
日本へやってきた
居留地の外国人もいたはずです

そうして十善寺医院は
「医療法人」から
「社会福祉法人」へと
組織を改組していきました

現在の敷地は当時の中国人たちの
心の拠り所だった
「広東会館」を建物ごと
譲り受け
救急指定病院として建てたそうです

(↑中国人との交流を記した
モニュメント)

個人病院時代からの
外国人との深い親交から
十善寺医院もまた
心の拠り所だったのでしょう

些細なところから
自分がとてもお世話になった
病院を想ってみました

from Itsuki
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