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長崎の歴史:高島秋帆 3


また間が空きましたが
長崎の歴史
「高島秋帆 編」です

高島流砲術を完成させ
幕府から砲術の
専門家として秋帆は重宝されます

老中の阿部政弘からは
「火技中興洋兵開基」として
讃えられました


また秋帆は幕府の命により
江川英龍などの幕臣に
洋式の砲術などを伝授します

秋帆の砲術は
更にその門弟へと広がります

しかし元々長崎会所の
統括責任者だった秋帆は
長年の長崎会所の
杜撰な運営の責任を問われ
長崎奉行所に逮捕、投獄されます


秋帆はその砲術で幕府から
重宝され
長崎会所の責任者として
脇荷貿易という

出島での本貿易とは別の
特例の貿易を行い
遂に大名に匹敵する資金力を得た
秋帆を旗本衆が妬み

「秋帆は密貿易をしている」と
長崎奉行所に
密告したためでした


一時期は幽閉された秋帆ですが
洋式砲術の
重要性を重視した諸藩は
秘密裏に秋帆に接触し
高島砲術を習っていました

1853年のペリー来航による
社会情勢の変化により
秋帆は赦免されて出獄します

秋帆は幽閉中に幕府の
鎖国と海防政策を誤りとし
開国、交易派に転じてました

〜次回 長崎の歴史に続く〜

from Itsuki


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