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長崎の歴史:隠れキリシタン 最終回


1873年 禁教令は撤回され
長崎の隠れキリシタンたちは
堂々をキリスト教徒と
名乗れるようになったはずでした

しかし一部の隠れキリシタンには
257年間地下に潜伏したことが
新しい憂鬱になりました

それは長い間宗教上の
指導者を持たずに
密かに信仰を続けたことで
信仰の中身
教義自体が変容したことです


また隠れキリシタン信仰として
先祖を埋葬したりしたことで
正規のキリスト教に
戻ることで

隠れキリシタン信仰として
先祖を祀ることが
出来なくなることなどです

そうして事情で
隠れキリシタン信仰として
敢えて残ることを
決断した信者も出ました


長崎の周辺 外海町や長崎五島に
平戸の生月町などに
隠れキリシタンの
組織はいまだに存在してます

その数は2万人とも
いわれてますが

隠れキリシタン信仰の継承は
困難になる一方で
隠れキリシタン人口は
年々減少しています

禁教令が撤回されても敢えて
戻ることを拒み
祖先から継承した
信仰スタイルを続けていく


そもそも政治的都合から
強制的に
キリスト教に改宗されて

やがて禁教令の時代になり
忌み嫌われるように
弾圧されて

禁教令が解かれても
長い禁教令の中で
教義が変容して戻れなくなる

長崎のキリシタンの
悲しい一面でもあります

〜次回 長崎の歴史に続く〜

from Itsuki


↑スウィートくん
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