雨が夜を潤す。
明日、奇跡的に晴れたら出掛けるのだろうか。明日、なんて本当に来るのか。
カレンダーは、未来は訪れるという安易な考えを、やんわりと植え付ける。スケジュール張も、十年日記も。他人との会話も。

そんなはずないのに。