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no title

喉が痛い。ひりひりと。でも歌を唄いたいのです。いつも歌を唄いたいのです。

セーター、マフラー、ホットミルク、まわりには気が付くと冬を連想させるものばかり。また置いてきぼりをくらった気分で、カレンダーを見る。



空が遠い。
あぁ、秋だ。

no title

私信

先生へ

その節はお世話になりました。お陰様で調子は良好です。
今回のことはとても残念ですが、移動ならば仕方ありませんね。と言い聞かせておりますが、やはり残念でなりません。移動先でもお体に気をつけてお仕事頑張って下さい。私も、頑張らなければいけません。
先生、直接お礼を言えなくてすみません。またお会い出来るからその時に、全部終わったときにと思っていましたが、もう無理のようですね。
先生は、少々荒っぽいけれど私は好きでした。気を遣わないで居られる、そんな雰囲気が好きでした。あのリラックスした雰囲気が好きでした。あの髪型も、煙草の匂いも今は多分好きです。
あーあ、それにしても、患者放ってどこに行くんですか。それで良いんですか。先生にとって私は患者の一人にすぎないけれど、私の担当医は先生だけですよ。そこんとこを少しでも考えて頂けたら幸いです。

寂しいですけど、さようなら。
これ以上太っちゃ駄目ですよ。

no title

風をきって、空を睨んで、願いを込めたら、星が流れて、その瞬間わたしの願いは叶うんだと思った。目には見えない大きな流れが、わたしを良い方向へ導いてくれていると感じた。多分半分くらい思い込みで、あとの半分は本当。
っていうのも半分、思い込みだろうけど、とにかくわたしは会いたい、毎日。毎日。


土曜日の朝、おはようの声で、わたしは生まれた。

ありがとう。

no title

空が
水色で
透き通ってて
なんかヤバい。

no title

すべてはここから始まったけれど、ここには何も無い。
欲しくてたまらない何かは、どこに転がっているのか。そんなもの無いのか。正体すらよく分かっていないから、見つけようがないのか。

何かあたたかいものを握り締めたい。空っぽのこの手で感じたい。月も星も、透き通る旋律も、肌を擦る風も、わたしを癒してくれるけれど、どれも冷たい。
人間の息づかいすら嫌になるときがあるのに、結局人間の体温が恋しくなるなんてどうしようもない。

わたしは誰かを深く愛したいのに。そういう気持ちを、持ち合わせていないのかもしれない。

最近、そんな風に思えてきて、かなしい。
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