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no title

雨の日は眠くなるって先輩が言ってた。眠るのが気持ちいいんだって。

今日は休日だけど雨だし、いや休日が雨で良いってこともあるよ。あるよね。
そう雨だからか、眠ってばかり。ぼんやりしてばかり。そういつも、いつからかぼんやりしてる。


何も見ていない。
ここには居ない。

no title

雨が夜を潤す。
明日、奇跡的に晴れたら出掛けるのだろうか。明日、なんて本当に来るのか。
カレンダーは、未来は訪れるという安易な考えを、やんわりと植え付ける。スケジュール張も、十年日記も。他人との会話も。

そんなはずないのに。

no title

背中が好き。広くて、安心する。

もう、笑い合えたらそれでいい。
役に立てればそれでいい。


特別じゃなくてもいい。

no title

思い出した。
早朝の海の匂い。左頬をなぞる朝陽。窓越しの流れる景色。エンジン音。地平線。
ぼんやりとした意識のなか、ただただ走っていた。何も知らずにその瞬間を。


昔話は空想のように、危うく信じがたいけれど、確かにそこにあって、わたしはその上に立っている。



ああ駄目だ。ちょっとだけ泣く。

no title

4月28日は忘れられない日になりそう。どうでも良いけど。わたしは蚊帳の外。

あんな小さなものに、こんなにも威力があるとは。恐ろしい。それを見る度壊すことの出来ない壁を感じていることを、知らないでしょう。知らなくて良い、むしろ知られては困るのだけど。一体どうしたいのか、分からない。どうしようもないと分かっている筈なのに、どうにかしようとしている。


叫び声が聞こえる。
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