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一生ひとりは、それは不幸せなことなこかな。
ひとりでもわたしを満たす楽しいことや、素敵なことはたくさんある。
ふたりじゃないとわからない素敵なこともある。
どんな状況でも、あたたかい出来事や美しいことがある。
そういうものを感じて愛でられる人でいたい。

雪原のなか、天気は快晴で、歩く。
すべてが輝いていた。

冬が好きだと言う。
けどもっと好きなのは冬の終わりと春の始まりのあいだ、だと言う。嗚呼、わたしもそっちの方が好きだと言う。ふきのとうの匂い、雪の下のつくし、雪解け水。

腕を組んでもいいかときく。
本当は手を繋ぎたいんじゃないか、と言われる。手を繋いだら、とても冷たい。僕の手は冬は冷たくて夏は暖かいよと言う。それはだいたいみんな一緒だよと笑う。


今日はまさにこんな日
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