スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

名人の茶器


時代劇「水戸黄門」での
話です

萩焼で有名な山口へ
やって来た光國一行は

萩焼の名工で
有名な職人の工房を訪ねます


ところが職人堅気の
その名工は
「ちりめん問屋ごときに
焼き物の何がわかる」と
光國を追い返してしまいます

そこで一計を案じた
光國は
山口の藩主に依頼して

「水戸の御老公が名工として
名が知れている 
そなたに茶器を作って欲しいと
いわれている」と
その職人に依頼します


懸命に茶器を作り
城へ納めに職人は行きます

藩主は「ちょうど水戸の御老公が
当地へお見えになっている 
御老公に直接見て貰おう」と
光國を呼びます

その職人は入って来た人物が
先日追い返した
ちりめん問屋だと知ると
ひたすら恐縮します

光國は茶器を手に取ると
「噂通りの見事な茶器ですが
これは藩主に差し上げよう」と
藩主に渡します

藩主は「御老公何かこの茶器に
気に入らないことで」と
光國に尋ねます


光國は「茶器は見事な出来です
しかし私がこの茶器を使うと
茶器の見事さに
茶を飲むことが出来なくなる」

そして職人に話しかけます
「元々茶器は庶民のもの
茶を飲む湯呑みの類は
庶民的なもので
なくてははならない

それにしてはそなたの茶器は
高価過ぎる」

そして藩主に助言します
「どうだろう
これからは庶民でも手に入る
萩焼の普及に尽力されては」

何か考えさせられる話でした

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
庶民的な町ねこです
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2018年11月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
カテゴリー