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長崎の歴史:じゃがたらお春


日本が「鎖国」「禁教令」と
進む中
長崎では交易目的以外の
在留外国人の追放

さらに外国人との間に
生まれたハーフの
日本人の追放も始まりました

今回の物語の主人公お春は
イタリアと日本のハーフの女性です

お春は1625年に
現在の長崎 筑後町に生まれます


鎖国令により
外国人やハーフの子どもなど
次々と外国に追放される中

お春の母親は
お春を筑後町の自宅近くの
お寺 勧善寺にかくまいました

しかし幕府と長崎奉行所は
賞金まで出して
密告を奨励しました

これによりお春も奉行所に
密告されて
1639年お春14歳の時に

捕まったお春はパタヴィア
現在のジャカルタに
母と姉と共に追放されました


お春はジャカルタでは
かなり裕福な家に引き取られ
21歳の時に
同じく日本から追放された

オランダ人のハーフと結婚し
夫はオランダの商社で
世界初の株式会社の
オランダ東インド会社で
活躍したとされてます

このことからお春の
生涯の記録は
オランダの記録によります

お春は三男四女を儲けて
1697年4月に
72歳の生涯を閉じました


お春は才色兼備な女性と
されています
お寺にかくまわれたことから
読み書きに長けており
算数にも長け

またじゃかたら文の文体から
流麗な手紙が書けて
さらに字も見事とされます

14歳の時に故郷を追放されて
見知らぬ外国での
生活を強いられたお春が 

故郷を恋い慕い綴ったとされる
手紙じゃがたら文
次回は考えたいと思います

〜次回 長崎の歴史に続く〜

from Itsuki


↑通りすがりのねこ
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