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長崎の歴史:ウィリアムス・オルト


ウィリアムス・オルトは
アイルランド出身の商人です

オルトは1840年に
アイルランドに生まれますが

早くに父親を亡くし
母親を助けるため
12歳の時に貿易船の船員に
なりました

船の中の図書室で勉強した
オルトは中国のイギリス税関に
勤務しますが


1859年 オルト19歳の時に
日本が開国すると聞き
いち早く長崎にやってきます

オルト商会を設立した
オルトは
幕末の動乱に目をつけて
土佐藩など各諸藩と
中古船や機材の輸入売買を
始めます

さらに長崎の大浦お慶と
提携して
日本製茶貿易を行い

日本に製茶工場を儲け
アメリカなどに輸出して
巨額の利益を上げます


また日本初の蒸気船の
売却を行い
明治新政府の設立を助けました

1861年 大浦居留地で
居留地委員会の自治会が
設立されると
初代の役員になり

またプロテスタント教会の
理事を務めるなど
居留地社会の中心的な
役割を果たしました


オルトはオーストラリアで
結婚して
妻のエリザベスと

二人の娘の四人家族ですが
妻エリザベスは
長崎の感想を

「長崎は本当に美しいところで
これ以上美しい所を私は知らない」
と書き残しています

オルトは病弱で1870年に
オルト商会を解散し
アイルランドに帰国します

1905年 オルトはイタリアで
65歳の生涯を閉じました

オルトが病弱ではなく
長崎に長く滞在していたら
グラバーやリンガーを
凌ぐ商人に
なっていたといわれてます

オルトの長崎での住まいの
オルト邸は1972年
国の重要文化財に指定されました

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
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