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長崎の歴史:フェートン号事件 1


フェートン号事件は
長崎出島で起きた最大の事件です

このフェートン号事件は
ナポレオン戦争の余波が日本にまで
及んだものです

18世紀末にフランス革命が
勃発します
するとオランダはフランスに
占領されてしまいます

そのため日本と通商していた会社
オランダ東インド会社は
解散してしまいます


オランダではホラント王国が
成立し国王には
ナポレオンの弟ルイ・ポナパルトが
送られました

これにより日本と通商していた
オランダは消滅しました

当時の出島のオランダ商館長は
ヘンドリック・ドーフでした

ドーフはオランダの政変を
知っており
江戸幕府に知られないように

日本との貿易には
中立国のアメリカ船を利用したり
していました


事件はそんな時代背景の中
勃発しました

1808年10月4日
オランダ船拿捕を目的とした
イギリス海軍の帆船フェートン号が

オランダ国旗を偽って掲げて
長崎港に入港してきます

これをオランダ船と誤認した
長崎奉行所の役人と
オランダ商館員2名は慣例に従い
入港手続きのために

フェートン号に乗り込もうと
したところ
フェートン号からの武装ボートに
オランダ商館員2名が
船に連行されてしまいます


フェートン号は
オランダ国旗を降ろすと
イギリス国旗を掲げて

武装ボートで長崎港内を
オランダ船を探して捜索します

長崎奉行所はただちに
商館員2名の解放を要求する
書面を送りますが

フェートン号からは
水と食料を要求する回答だけでした

長崎奉行所は
フェートン号焼き討ちの
準備に入ります

〜次回 長崎の歴史に続く〜


↑マップくん
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