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クロユリ団地ってさぁ

クロユリ団地と桐島、部活やめるってよ観た
桐島、部活やめるってよにいたっては萌え過ぎて転がりまわった

ネタバレあるよ

クロユリ団地なんだけどレンタルする時に友人がワシはホラー映画などみとぅないってめちゃくちゃしぶってきて

でも私ともう一人の友人はホラー映画大好きだからすごい説得して無理矢理借りた
家にかえってさっそく観ようとクロユリ団地をデッキにセットしたんだけど
さっきしぶってた友人が
やっぱり観たくない!やだやだ!って猛烈なだだをこねはじめて
せっかく借りたんだから観ようよとなだめすかしてたら
友人がじゃあ肉美怖くないようにずっと実況して?
って頼んできたから
私は白目むいてしぶしぶ承諾するしかなかった


主人公の女の子あっちゃんなんだけどあっちゃん家族がクロユリ団地に引越してくるとこからはじまるんよ

なんかあっちゃんがお隣に引越しの挨拶にいったら一瞬ドアちょびっとあいてすぐバンッてしまるシーンがあったんやけどこのシーンの時とかずっと私
「さぁ、あっちゃんがここで隣の家のベルを鳴らしました…でて…こない!だれもでてこなーい!あ…いま…いまドアがゆっくりと開き…開いたが…突然閉まった!!挨拶はいりません!!コミュ障だー!!あっちゃんのお隣にはコミュ障が住んでいるー!」
みたいなことをがんばっていうてた
こんな感じのことをラストまでずっと叫んでた

あっちゃんは専門学生で介護を学んでるんだけど、クラスメイトにクロユリ団地に住んでるんだよ、って言ったらクラスメイトが顔面蒼白になって、クロユリ団地ってさぁ…、幽霊がでるんだよっていらん情報をあっちゃんにお伝えするんよ
黙っていることも友情じゃないのかとこの女に伝えたい

学校の帰りに
団地の公園で男の子が一人砂場で遊んでいるのを目撃し、弟と同じくらいの年頃の男の子に興味をもったあっちゃんはその男の子に馴れ馴れしく声をかける
最初は人見知り全開で話しかけても逃げてた男の子ともじょじょに仲良くなっていって
男の子はみのる君というのだと知る
あっちゃんがみのる君になんでいつも一人で遊んでるの?とデリカシーゼロの質問をすると
仲良い子みんないなくなっちゃうけど寂しくないよ、おじいちゃんもいるし、そう健気に答えたみのる君
あっちゃんがおじいちゃんどこにいるの?とさらに質問するとみのる君は団地の上の階を指さし、あそこだよ、とのこと
みのる君が指さしたのはあっちゃんの隣の部屋
そう冒頭のコミュ障の部屋である


あっちゃんの部屋は隣のじいちゃんの部屋とピッタリ隣接しているようで

毎日隣から聴こえる朝五時半のけたたましい目覚ましの音で起こされるあっちゃん
さらになにかで壁をゴリゴリと削るような音も聴こえてくるからあっちゃんは気持ち悪がって家族に伝えるも、母さんも父さんも引越してすぐ文句いうのもねーっとあっちゃんの意見をさらりと流す

そんで母さんが父さんにねぇ週末仕事はいらないわよね?この前みたいに仕事になったらいやよ、みたいに声をかける、それに父さんが大丈夫だよと答える

次の日もやはりあっちゃんは隣の目覚ましの音で起こされる
いつものように家族で朝食をとってたら

母さんが父さんにねぇ週末仕事はいらないわよね?この前みたいに仕事になったらいやよ、と声をかける、父さんがそれに大丈夫だよと答えて

あっちゃんはそれを聞いて昨日も同じこと言ってたよーっと笑って
いってきますと学校に登校していく

学校で先生が新聞の切り抜きみたいなのをクラスのみんなに配りながらこの人は介護してくれていた妻が突然いなくなり、寝たきりだった為、身動きがとれないまま孤独死したと説明をしていた

ほんであっちゃんは隣に住んでたじいちゃんが気になったのか
学校の帰りに隣のじいちゃんの部屋をノックしてみたが応答なし
おそるおそるドアノブに手をかけてひねってみるとなんとあいた
あっちゃんはすいませーん…といいながらじいちゃんの部屋にお邪魔
ちなみに私はこの時
「まさかの不法侵入!部屋に突然元AKBが現れファン垂涎!」ってわけわからんこと叫んだ
電気が全然つかんからあっちゃんは携帯の光を頼りに手探りで部屋をウロウロするんだけど
和室へのふすまをあけた瞬間めっちゃ臭かったらしくウッと眉をひそめるあっちゃん

そんな臭い和室であっちゃんはガリガリのじいちゃんが壁に片手を置いて座りこんでまんじりともしないのを目撃、あっちゃんは腰が抜けながらもじいちゃんに震える声で大丈夫ですか?と声をかけつつおそるおそるじいちゃんに手を差し伸べ触れた
じいちゃんは完全に死んでた
私は「絶命!!」って叫んだ

じいちゃんは片手を壁についてたのだがそれはただ手を壁に置いてあったのではなく、壁を指で何度も何度も引っ掻いたようなあとが残っていた
ちょうど隣ではあっちゃんが寝てる壁である
「あの音は…あの音はじじいが壁を引っ掻く音だったー!イヤすぎるー!」白目をむく友人を尻目に私はコーヒー牛乳をのみながら実況を続けるしかなかった
次の日じいちゃんの部屋を掃除する為に清掃会社の人がきたんだけど
そう我々の成宮君がここで登場である
この暗い映画に一人のイケメンがあらわれたことで私たちの下がりきってたテンションも息をふきかえした
成宮君はあっちゃんにこの団地呪われてんだよ、って
死んだ奴らは時がとまってんだよ
そう意味深なことをお伝えする

次の日
じいちゃんの死体をみてしもうたことだしあっちゃんが意気消沈しながらも朝食を食べていると

母さんが父さんにねぇ週末仕事はいらないわよね?この前みたいに仕事になったらいやよ、と声をかける、父さんがそれに大丈夫だよと答える

母さんも父さんも何か変
あっちゃんは病みに病んで学校の介護実習の時なんかもクラスメイトがじいちゃんにみえたり耳もとでじいちゃんが「お前…死ぬ」って囁くのがきこえるようになる
そんなあっちゃんが帰り際フラフラしてると公園でみのる君と遭遇する
みのる君はあっちゃんを元気づけて、今度お家に遊びにいっていい?
ってきく
あっちゃんはみのる君が弟になってくれたら嬉しいとそれを快諾、後日みのる君を家に招きいれる

あっちゃんがみのる君を家に招きいれると突然部屋の壁がビシビシと猛烈な音を響かせながら亀裂がはいっていき、
時よりじいちゃんのボエーという苦しそうな声がきこえてくる
(ここでじいちゃんが何をいってるか全然分からず、私たちは何度も巻き戻ししてじいちゃんが何をいっているのか聞き取ろうとしたのだが、結局分からずボエーと言っているという結論で落ちついた)
みのる君は号泣しあっちゃんにしがみつく、あっちゃんはこの子は関係無いの!!やめてー!!と絶叫
じいちゃんのボエーは止み、亀裂消えた

ここでずっと黙って映画を観ていた友人が突然ストップボタンを押して
二人ともきいて!と声を張り上げひとつの仮説を持ちだした
「実はじじいはイイ奴説」である
友人が言うにはいつもみのる君は一人で団地の公園にいる、夜でもだ、これは大変不気味であり実際であれば事件じゃないか、つまりみのる君はこの世の者では無く、なんらかのかたちであっちゃんをあの世に共に引きずりこもうとしている、じじいはそんなあっちゃんに警告しているんじゃないか
とのことである
私はそんな馬鹿な…こんな可愛いショタがそんなこと…と震えることしかできず、黙って再生ボタンを押した


ここからの流れはうっすらしか覚えてないけど病んでるあっちゃんを心配した我々の成宮君が霊媒師さんを手配してくれて、三人でじいちゃんの部屋にいってお祓いをすることに
(この時成宮君私服なんだけど、丈の長いセーターを着てたから萌え袖になってて萌え過ぎた私は静かに息をのんだ)
霊媒師さんが祈祷をはじめるとじいちゃんが指で残した壁の傷がビシッと音をたてた
あっちゃんが驚いてると霊媒師さんは静かに壁に手をあて
しばらくして霊媒師さんがあっちゃんにこれで大丈夫よ、おじいさんと話しておいたよと言ってくれた
あっちゃんが霊媒師さんに
「やっぱりおじいさん怒ってたんですか?私が気づかなかったから…」ときくと霊媒師さんは首を横に振り
「おじいさんはあなたに感謝している、だってあなたはおじいさんを見つけてあげたのだから」
あっちゃんが「じゃあ、なんで…」っと狼狽してると霊媒師さんは
「おじいさんはあなたに気をつけろといっていたのよ…あなた、あの男の子を部屋にあげたのね」
そう言ったわけ

ここからは成宮君が調べてくれたんだけど
以前クロユリ団地で男の子の死亡事故があったんよ
男の子は友人達とかくれんぼして遊んでいた際に、団地に設置してあったダストボックスに隠れてしまい、でられなくなってしまった、そのままゴミと一緒に焼却されたんだって
男の子の名前は木下みのる
写真も載ってた
この無垢な笑顔は完全にみのる君である
それからこの団地では団地の住人の突然の失踪、変死が相次いででおこりはじめたそう


「じじいイイ奴説」を持ちだした友人はそれ!みたことか!と鼻高々といった顔をしていた

ここからはずっとカオスやったんやけどもうすごい長文になるからすごい簡単にいうけど
あっちゃんが事実を思い出し混乱を極めておかしくなったり
成宮君の萌え袖に萌えたり
そんな成宮君があっちゃんを支えようとしたり
成宮君の過去がわかったり萌え袖に萌えたり
あっちゃんのおかしくなったり落ちついたり
霊媒師さんがみのる君を追い払おうとして頑張るもみのる君には勝てなくて吐血したり
祈祷のシーンがシュールすぎて爆笑したり
みのる君がツェペリさん並の跳躍をみせたり
成宮君が苦しそうに悶えるのをニヤニヤしながら眺めたりしたんよ

成宮君色々あって結局みのる君に引きずりこまれるんやけど、なんか地面にズブズブはいりこんでいくんよ
あっちゃんそれみて絶叫しながら成宮君が引きずりこまれた部屋の床をずっと掻き毟りよったんやけど

私と「じじいイイ奴説」を持ちだした友人は「あっちゃんマジ落ちつけし」とか言いよったんやけど
ホラーなんか観たくないってずっと震えてた友人が静かに
「だから隣のおじいちゃんも壁をずっと掻いてはったんやろか…?ばあちゃんが連れていかれたから…」とか言いだして
な、なにその観察眼…ずっと黙って震えてたクセに…って震撼した
友人の方がこわい

桐島、部下やめるってよの感想つぎの記事にしよう白目むくほど長いから

クロユリ団地はなんか物悲しい映画
こわくはない
一番の見どころはラストの燃えさかるイケメン

あとじいちゃんはあっちゃんに忠告したかったならもっと言葉を選ぶべきやと思うわ
耳もとでお前…死ぬ…はないやろ…
もっとこう
気を…つけて…とか
あぶ…ないよ…とか
命…大事に…とかあるやろ


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