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三年間で十一冊

中学の頃からの友人三人と一泊二日で遊んだ
揃って遊ぶのは四年ぶりくらいやったけど
まったくブランクを感じさせんかった

当初の予定ではUSJに行くことになってたんだけど
逆送ジェットコースターなるものが七時間待ちという情報を聞き付け
これはUSJ自体が白目むくくらい混雑するやろという結論になり
海遊館に行くことになった
前日の夜は友人の家に泊まって
中学の時四人で三年間回し続けた交換日記を読んだ
この交換日記はあまりにカオスで読み直すと毎回爆笑の渦
許可とったから後程ご紹介

友人宅では化け物みたいにデカイピザ食べたりフラフープ回したり
乳首の比べあいっこしたりした
中学の頃はよく四人で銭湯に行ってたから
10年の月日が流れたお互いの体の成長を確認しあおうと思ったってわけ
この乳首の比べあいっこに一人の友人は参加してくれなくて
かたくなに乳首をガードしながら風呂にはいっていた
もう一人の友人はどうしてもその友人の乳首が見たかったみたいで
風呂の前をチョロチョロ動きまわって本気で怒られてた

次の日海遊館に行った
我々の目的は「チンアナゴ」っていう地面からピーンと直立したアナゴを見ること
チンアナゴを目指して館内をうろついてたけど
一人の友人が「エイの裏がかわいい」「エイの裏がかわいい」って言うもんだからエイの裏ばっかり皆して見てた
微笑んでるみたいで愛らしいんだって
もう私一生エイの裏見たくないわ
館内を一周し終わった後に
「あれ!?チンアナゴおらんがな!」ってなって受付のお姉さんに尋ねたら
チンアナゴはいま展示をお休みしてるんだって
我々はかなりのショックを受けた
一人の友人がなかなかのデカイ声で
「見たかったなぁ!生チンアナゴ!!」
と叫んで後ろのカップルを絶句させてた

この一泊二日楽しすぎて別れるの辛かったわ


中学卒業までの三年間四人でつけ続けた交換日記がこちら





三年間で11冊
薄汚いやろ
これ中学の卒業式の後神社の裏に埋めに行って
成人式の後掘り出しに行ったんよ
普通タイムカプセル埋める時ってクッキーの缶の空き箱等を使ったりするけど
我々はそんなこと一切せず
ただごみ袋に何枚も包んで埋めた
なぜ無事だったのかわからない
奇跡としか言いようがない

そんな交換日記の気に入ってるページを何個かご紹介



なにやら四人で大喧嘩して
そして仲直りしたあとの日記





「またみんなで仲良くしようね。」

イラスト!!
イラストのチョイス馬鹿野郎!
『また仲良くしてほしい感』ゼロ!
「次はラーキー」って書いてあるのは何故かこの一冊だけ自分達のことを「ラッキー」「ペニー」「ローリー」「パッチ」と呼んでいたから
いや、君ら純日本人!
あとそれなら「次はラッキー」やろが!「ラーキー」て!誰!
ちなみに私はローリーと呼ばれていた





「ウッフーン」「ごめん。しょう油こぼしちゃった!」

随分と自由だな!
しょう油こぼすな!

その裏





「しみ」
もっと怒れ!


裏表紙でのヒトコマ





「これウソっていうウワサ『これマジ!?』でやりよった」
「みたみた。ウワサじゃなくてみとめたんだって、アメリカ人が。『とうとう分かっちゃいましたか』っていいよった。おっさんが。」


絶対言ってないわ『とうとう分かっちゃいましたか』なんて!!そんな軽い学者のおっさんがいるものか!
『これマジ!?』ていうのは当時放送してたテレビ番組だと思われる


中三になると
受験が控えてるだけあって
テストにでそうな問題をクイズとして出題したりする内容が増えてきた交換日記
みんな受験にかなりのストレスを感じていたらしく
それをひしひしと感じるのがこちらのイラスト達









完全に病んでる
受験というものがどれだけ思春期の少年少女の心を蝕むかお分かりいただけると思う

こんな感じの11冊
他にも思春期丸出しみたいな内容の日記もいっぱいあってかなり恥ずかしいことになっとる
私なんかゲームとBLの話しばっかりやしね
でも我々がおばあちゃんになっても
また集まって皆で読めたら素敵じゃないの
大切にする


これ一番笑ったやつ



それは人じゃない
人はそんな所に顔は無い
人はそれを化け物と呼ぶ


その喉笛に食らい付く

私の友人に萌えすぎると鼻水が止まらなくなる悲しい女がいるんだけど
彼女は
「いま世間では黒バスが熱いみたいだけど私はハマらないと思う」
と声高に宣言した数ヵ月後に
「青峰最高なんですけど!でも黒バスでBLは無いかな」
などと鼻をすすりながら発言したが
この間ついに
「黒バスの黄笠マジはんぱじゃねぇ」
と鼻水を大量に垂らしながらのたまった
私は白目をむくしかなかった
あなたが妖怪だとしたら
「妖怪・手のひら返し」と名付けよう
黄瀬君が超ワンコなんだよ!ってキャキャッと無邪気に笑い鼻水を垂れ流す妖怪・手のひら返しを私は
黄瀬君は人間だろと思いながら
ただ見守ることしかできなかった

そんな妖怪・手のひら返しは先々週の黒バスをファミマで泣きながら立ち読みしたらしい
でも途中でこれはヤバイと気づいてそそくさと購入したそうだけど
もっとはやく気づくべきやろ
ファミマの店員さん白目もんやで
そんでどうせそこでもまた鼻水垂らしてたんやろ?もうそれもはや脳髄とかその辺り垂れてるやろ
「私のことをブログに書いてよ!」ってリクエストしてきたし書いたけど鼻水エピソードしかないやないか


月に何度も合コンに出向くわりに何も成果がなく
いつも合コンの雰囲気を粉々に破壊して帰ることで
「コンパ崩し」の異名を持つ私だが
とうとうこの前の合コンで好みの男性に出会ってしまった
好み過ぎて思わず高速で二度見しちゃった私
生まれたてのバンビの様に汚れなき美しい眼をした男性なので
ここでは仔鹿君と呼ばせていただこう
その合コンは

男性陣
仔鹿君(24)
仔鹿君の先輩(26)
仔鹿君の上司(28)

女性陣
私(24)
友人(24)
魔女(28)

というスタンダード・合同コンパスタイル・3on3での開催だった


私が仔鹿君に目をつけた瞬間に警戒したのは友人の存在
友人はその愛くるしい見た目で
毎回合コンでおモテになる
これはヤバイ
仔鹿君が友人に心を狩られてしまうかもしれない

猛烈な屁を高らかにこくとか明らかなミスをおかさない限り友人はモテてしまう
(屁をこけ…)
友人の肛門から空砲がでるよう念じていると友人の電話がなった

遅刻してる魔女からの電話だった
我々が魔女と呼んでいる彼女は友人の先輩
ハーフ顔の美女で
黒いワンピースと黒ぶち眼鏡を愛用している
性格は珍妙としか言いようがない
オニギリを会社とか学校に持ってくときってさ、弁当箱に入れるとかラップに包んだりとかすると思うけど
魔女は靴下に包むんよ
ラップでくるんで、靴下にズボッ!
靴下は保温の為なんだって
オニギリもさぞビックリするやろな
ちなみに魔女はかなりの冷え性で靴下をいつも五枚履く
しかもワケわからんデザインのやつ
この前私が「そんな奇妙な柄の靴下どこで買うんすか」と聞いたらデカめの声で
「チュチュアンナや!!」
って言い放ってその日から魔女は
またの名を
「チュチュアンナ殺し」となった

そんな魔女が「迷った」と電話をかけてきた
友人は席を立ち「迎えに行ってくる」とコートを着た
すると仔鹿君の先輩が「心配だから俺もついていく」
仔鹿君の上司が「ついでにタバコ買うから俺も行くわ」
なんと三人が席を立ち
突然私と仔鹿君のタイマン対決になったのだ

これにはさすがの私も白目をむきかけたがなんとかこらえた
仔鹿君は積極的にお話ししてくれてこのハプニングのお陰でかなり打ち解けたように思う

みんなが合流してからも話しに花が咲き楽しい合コンになった
仔鹿君も私と一緒でインドアタイプだということがわかり私は最早運命を感じざるを得ないぜというとこまでいっていた

帰りに駅までみんなで歩いていると仔鹿君が私に
「よかったら、連絡先交換せん?今度ご飯でも行こう」と言ってきた
なんというミラクル!!奇跡というものは起こりうる!!
いまだ!捕食するならいま!この男の喉笛に食らい付き!決して離すべからず!
そう一瞬思った!
でもダメ!
ここで焦るのはタブー!
ここで大切なのは「とても嬉しい」という素直な気持ちを爽やかかつストレートに伝えることだと考え
今年一番最高であろう女子力53万の笑顔で
「うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と力強く答えた

家に帰って「今日はありがとう」だの何往復かしょうもない連絡をとって「ご飯いついく?」と
さぁいよいよお食事の日にちを決めようとした
するととたんに連絡が途絶えた
またこれか
私は激怒した
男性達はいつも我々をその気にさせて
掴もうとするとスルリと交わし逃げていく
私は荒れに荒れた
最後にみせたあの満面の笑顔が気色悪かったとでもいうのか
それとも最初から気色悪かったというのか
許せない
すぐさま友人に電話をし
やはり私には二次元しか無いと伝え勢いよく電話を叩き切った
しばらく憤っていると仔鹿君からメールが
「いまさらなによ!」絶叫しながらメールを開く
「ごめんね、社員旅行に行ってた!ニューヨークに四泊五日!お土産買ってきたよ!」
とのこと

テヘヘ!私ったらとんだ勘違いちゃんだった!
社員旅行やったんだって!
しかもニュ、ニューヨークに四泊五日も!
どんだけバブリーな会社なんやと私の体は震えに震えた

私は
「おかえり!ニューヨークだなんてオシャレだね!お土産めっちゃ嬉しい!何〜?(^〇^)」
大変ご機嫌であった

海外のお土産で考えられるものといえばチョコとかクッキーが相場だろうと踏んでいたが仔鹿君から返ってきた返事は

「ポストカードだよ!」

ポ、ポ、ポストカード!?
チョコでもねぇ、クッキーでもねぇ、ポストカードや!!
チョコやクッキーと違ってポストカードは腐らないからね!
も、もしかして「俺の君への思いは一生色褪せることは無いよ…このポストカードのように」的な意味???
ほ、惚れてまうやろ〜〜〜!!!
う〜ん、センスの塊みたいな男!

私は仔鹿君のセンスを誉めちぎった
ちぎりにちぎったように思う

そしてその流れからご飯に行く日にちが決定した
「何食べたい?」と私がきいたら
仔鹿君なんと
「もううっすらとは決めてある」とのこと
なんという計画性のある男!もうプラン固めてるんですね!
「どこ?」と尋ねると
「焼き肉!好き?」だって

焼き肉!!一発目の初デートの晩御飯焼き肉!!!!!!
う〜ん、新しい!!!!
臭い気になったりしないかなとか
タレが服に散ったりして女の子は嫌がるかもしれないと考え多くの男性が一発目のデートでの晩御飯にはまずチョイスしないだろう焼き肉をサラリと選ぶとは流石のセンス!!!
「もちろん好き行こう!」
私はルンルンで返事をした

そんでこの前焼き肉に行ってきた

やはり1つの網を二人で共有し肉を協力して焼くという行為はまるで結婚後の共同生活を思わせるではないか

焼き肉は多いに盛り上がった
会計の際、まだ付き合っても無いのに男性におごっていただくなんてナンセンスだと思っている私は財布をスタンバイしていたが
仔鹿君ったらすばやく札を数枚だし
「ごめん、細かいのだけお願いしてもいい?」と言ったのだ
そう言ってくれることも想定済みな大人の私は
「いやいや!私いっぱい食べたし悪いよ!ちょっとくらい払わせてよ!」そう返すと
仔鹿君は少しはにかみながら
「じゃあ、次のご飯のときは肉美ちゃんおごってよ」
この台詞である

で、で、でた〜!!!
男性に言われたい台詞トップ20には必ず食い込むであろう
ご飯をおごってくれた男性が女性に気を使わせない&次の約束を自然に取り付ける際に言う
「じゃあ、次は君がおごってよ」
〜〜〜〜!!!でた〜!!!
十中八九次のご飯もなんやかんや彼がおごってくれるくせに〜!!!
ほ、惚れてまうやろ〜〜〜!!!!!!!
私は「ヤダ!イイ男!」と叫び仔鹿君を苦笑させた
しかも仔鹿君ったらこのご飯の日にポストカード持ってきてくれるって言ったのに
完全に忘れてきた
そこを忘れるだなんてとんだドジッ子!くすぐられる母性!

というわけでまたお食事いくけど
これ進展したらしめたもんやで
進展したら報告したいけどなんもなかったらそれは御察しの方向で


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