禁教令が撤廃されて
長崎 浦上の信徒たちは
晴れて浦上の丘に
戻ってくることになりました

浦上四番崩れでは
3394人が流罪となって
うち拷問などで
662人が命を落としました

しかし浦上の村は
5年の間に廃村と化しており
残った家は屋根は穴が空き
壁はすきま風が吹き
畑などは
荒れ放題の状態でした

浦上の信徒たちの
浦上村の再建が始まりました


信徒たちが浦上に戻った
翌年の1874年7月に
村の衛生状態の悪さから
浦上村に赤痢が大流行します

さらに8月には
台風が村を直撃します

さらに11月には
天然痘の流行と
浦上村は災害に見舞われます

村には親を失った子どもが
現れるようになりました


そんな時救護活動に
駆けつけたのが

フランス人宣教師の
マルコ・ド・ロ神父です

当時キリスト教信者が
多く住んでいた
長崎 外海に赴任していた
ド・ロ神父ですが

浦上村の窮状を知ると
薬箱を持参して
毎日外海から浦上まで行き
患者の治療に当たります


こうした
献身的なド・ロ神父の姿に
浦上の信徒たちも
立ち上がります

岡山に流罪となり
24歳で浦上の丘に戻った
岩永マキは

他の女性信徒たちと
親を失った子どもたちを
保護します

さらにド・ロ神父を手伝い
患者の治療に当たります

浦上の信徒たちの
新しい物語です

〜次回 長崎の歴史に続く〜

from Itsuki


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