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ルールとモラル


交通事故が増加すると
こうした事がいわれてきます

「法律の厳罰化でモラルの向上を」
「法の厳罰化よりも
啓蒙活動でモラルの向上を」等です

しかしこれは日本語としては
いささか変なのです

日本は法治国家です
守るべき最低ルールは法律です


モラルは倫理や道徳の事です
アイデンティティと同じく
つかみづらいものがあります

時にはキリスト教や儒教の
思想から周知されたりします

この2つの違いはルールは
違反すれば罰せられ
モラルに反したからといって
現実的には
どうというものではありません

しかし私たち日本人は
この2つの使い分けを上手く
出来ていません
まさしく冒頭の言葉通りです


何故こんな事になったのか
それは日本人は
ルールとモラルの区別を
必要としない
社会で生きてきたからです

日本は古くから中国文化の
影響を受けてきました
そのためモラルや慣習を
重視するようになりました

「察する文化」などが
その代表例ですが
「全部いわせるな、解るだろ」です

しかし明治維新以後
欧米諸国とも付き合うようになり
ルールを決めなくては
ならなくなり
何でもルール化していきました


そのためにルールとモラルが
混在したおかしなものに
なってきているのです

冒頭を例にとれば
「厳罰化によりモラルの向上」は
ルールを守るのにモラルをなのです

ルールはルールで
モラルはモラルなのです

ルールがどう変わっても
モラルには影響しませんし

モラルが高くなったからといって
ルールを守らなくてもいいと
いう話でもありません

この2つは別物だと認識して
生活して行きたいものです

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
モラルとルールを守ります
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