中央ギリシャの都市
テーバイの王ベンテウスは

従兄弟に当たる
デュオニュソスの信仰は
危険でありその影響を憂い
デュオニュソスを
捕らえて監禁しました

しかしテーバイの町の人たちは
デュオニュソスに
帰依しており
デュオニュソスは簡単に
脱出してしまいます


その時ベンテウスに
デュオニュソスの信者たちの
傍若無人ぶりを
一人の羊飼いが訴えました

羊飼いの訴えは信者たちは
昼間からワインを飲み戯れて
肉を食べているというものです

話しを聞いたベンテウスは
信者たちの儀式の様子を
覗きに森へ入っていきました


信者たちはデュオニュソスの
ワインにより
錯乱状態にあり
ベンテウスを見つけると

ベンテウスが野獣に見え
たちまち命を奪われました

現在のトルコにあった
プリギュアの王ミダスの庭に
デュオニュソスの従者で
ニンフ(妖精)のシレノスが迷い込み
そのまま眠ってしまいました

ミダス王は王宮に連れてこられた
シレノスを
10日間丁重に歓待します


シレノスはお酒を飲むと
陽気になり
宴を開くと楽しみました

やがて気分よくシレノスは
デュオニュソスの元に帰ります

デュオニュソスはシレノスが
お世話になったお礼に
望みをかなえてあげると
ミダス王にいいました

〜次回 ギリシャ神話に続く〜

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
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