「社会的共通資本」とは
昭和から平成にかけて
活躍した

経済学者 宇沢弘文さんが
提唱した
現実経済理論になります

「経済学は人を幸せに
してこその経済学である」の
考え方からの理論です

宇沢さんは成長優先の
経済学を批判し
1960年代の日本の公害問題に
関心を寄せます


そこから経済学が
市場での営利優先のみを
論じるのでなく

「誰にでも等しく大事なもの」を
「社会にとっての共通の財産」
として
「社会的共通資本」としました

それは具体的に3つに分かれ
「自然環境」に
「道路、鉄道や電気に
ガス、上下水道」などのインフラ

そして「医療、教育」の
制度資本になります


この「社会的共通資本」は
一人ひとりの市民が
人間的尊敬を持ち
市民的自由を最大限に享受する
必要不可欠なものとしました

また特に必要なのは
社会的共通資本は
自分たちだけの世代でなく
次の世代にも
残さなければ
いけないものだということです

またこの社会的共通資本は
社会全体の
共通の財産であり

必要不可欠なものの観点から
利潤追及の対象として


市場的な条件に左右されたり
統治機構の一部として
官僚的な管理を否定します

例えば難病の子どもの医療を
コストの観点からのみ
考えることは出来ません

医師が必要と考えたら
コストや管理制度に
とらわれず実施されないと
いけないはずです

これは教育も同様で
子どもへの教育投資が
社会への還元のみの観点から
教育を考えてはいけません

〜次回へ続く〜

from Itsuki


↑スゥィートくん
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