アドラーの心理学が
「目的論」であるために

アドラーはPTSD(トラウマ)の
議論はきっぱり否定します

ここがアドラー心理学の
画期的な部分でもあります

フロイト的なトラウマの議論は
「心の傷が今の不幸を
引き起こしている」として
その因果率を語ります


しかしアドラーは
トラウマの議論を否定する中で

「いかなる経験もそれ自体は
成功の原因でも
失敗の原因でもなく

その経験から目的に叶うものを
見いだしていく」といい

「経験によって決定される
のではなく
経験に与える意味によって
自らを決定する」といいます


これは過去に衝撃的な
体験をしたとして
それが人格形成に与える
影響がゼロとはいいません

しかし大切なのは
それによって何かが決定
されるわけではなく

その経験にどのような
意味を与えるかで
自らの人生を生きており

自分がどう生きるかを
決定するのは自分なのです


これがトラウマの否定であり
過去の経験に
どのような意味を与えるかの
「目的論」であり

アドラーの主張になります

ではアドラーの
人間理解になりますが

また次回に続きます


↑しらゆきちゃん
夢中になっています

from Itsuki