両目を失ったオリオンは
一眼巨人である
キュプロプスが叩く
ハンマーの音を頼りに

ギリシャのエーゲ海に浮かぶ
レムノス島にある
炎と鍛冶の神へパイトスの
鍛冶場へやってきます

両目がないオリオンを
へパイトスは不憫に思い
鍛冶職人のケダリオンを呼び
オリオンを太陽の館へ 
連れていくように命じます


ケダリオンはオリオンを
肩に乗せて
やがて太陽の館に着きます

太陽の館ではアポロンが
太陽の光で
オリオンの目を癒します

オリオンは再び目が
見えるようになりました


視力を取り戻したオリオンは
今度は好きな狩りに
専念しようと
狩猟の女神アルテミスと
行動を共にします

しかし元々容姿端麗な
オリオンです

アルテミスはやがてオリオンに
想いを抱くようになりました
そして他の女神たちも
これを噂するようになります

この噂を聞き付けたアルテミスの
兄アポロンは
アルテミスに止めるように
忠告しますが
アルテミスは従いません


ある日オリオンが顔だけ出して
海を渡っていました
それを見た
アポロンはアルテミスに

「君の矢であの小さな島に
命中させることは出来るかな」と
いいます

アルテミスは
「簡単なことです、兄さん」と
いうと矢を取り出し

オリオン目掛けて
矢を放ちました

〜次回 ギリシャ神話に続く〜

from Itsuki


↑しらゆきちゃん
黄昏てます