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なんか話がまとまらないのは、いつものことです

通りゃんせ、通りゃんせ。行きはよいよい、帰りは恐いだろ?だって俺らに喰われるんだからな!!

――――――――――

=>さぁ、着いたよ。ここが中有の道だ

「僕、小町さんを…騙したんです」

=>なに言ってんだい?とにかく医者に見てもらわないと…!!

「「やっと出てきたか、コガラシ」」

=>誰だい、あんた

「約束だ!友だちを返せ!!(ゴホッゴホッ」

「「おぉおぉ、可哀想なコガラシ。たかが人間の子ども2、3人消えたところで、変わりはしないのになぁ」」

=>コガラシ。どういうことだい?あたいにはさっぱりだが

「「俺がそいつに"お願い"したのさ。お前をここまで連れてくるようにとな!お前たち死神に復讐するためにな!」」

=>復讐?なにを言ってるんだ

「「俺は"転生"した。お前ら死神や地獄の鬼たちに苦しめられた日々を忘れずに現世に帰ったのだ!」」

=>あぁそうかい。あんたなんてもうどうだっていいさね

「「どうだっていいだと?」」

=>とにかく、こいつを助けるのが先さ。邪魔するなら容赦しないがねぇ
「待って…まだ人間の子どもたちが…(ゴホッゴホッ」

=>コガラシ、済まない。あたいもあんたに黙っていたことがある

「助けるって、約束したんだ。あいつら怖いって泣いてたんだ。僕が助けるんだ(ゴホッゴホッ」

=>さっきあんたと歩いてきた道の途中―――――三体の霊魂とすれ違ったんだ

――――――――――

コガラシは本当に馬鹿だな。俺の好物が人間なのは、知ってるはずだぜ(ムシャムシャ
な、恐いだろ?最後のひとりが一番恐いだろ?大丈夫。コガラシが戻るまで時間はある。ゆっくり食ってやるよ(ニヤリ



現世

モブがいっぱい出てくるのは、幻想郷の誰かを悪人になんてできないからです

"三途の川"を渡す者がいる。赤い髪色をした死神だ

――――――――――

「地獄と天国への入り口…」

=>まぁ。この川を渡らなきゃ問題はないさ

「死んじゃった人間や妖怪はこの川の向こうに行っちゃうの?」

=>そうだね。君もいつか、あたいが船で渡さなきゃならない…

「"いつか"か…」

=>そうだ。名乗るのが遅れたねぇ。あたいは小野塚小町ってんだ、よろしく

「よろしくです。僕は…カマイタチです」

=>名前は、あるかい?

「コガラシといいます」

=>そうか、よろしく

「小町さん。僕はどうやって帰るんですか?」

=>死者の道を辿らなきゃ、ダメだね。まぁ、あたいから離れなければ大丈夫だよ

――――――――――

三途の川への道のりは三つある。火に焼かれて辿る道『火途』、刀で虐められて辿る道『刀途』、互いに食い合い辿る道『血道』。まぁ、死神にはなんの効力もないがな

――――――――――

=>さて、この道を抜ければ妖怪の山の裏『中有の道』にでられ…?

「ハァハァ」

=>苦しいかい?ここの空気が、生者のあんたには合わないようだね

「ゴホッゴホッ」

=>少し休んで行くかい?休憩所があるんだ。死者だってこんな道のりを歩くんだから、休む場所も必要だろう?

「ゼェゼェ」

=>あたいは死者の魂を送り、導く者。前に霊夢や魔理沙たちがここに殴り込んできた時は驚いた

「ゼェゼェ」

=>四季様も大変だったと言っていた。でも、いつか、彼女たちも魂となって…この道を通るんだと思うと…しっくりこないねぇ

「ゴホッゴホッ」

=>まったく。あたいも墜ちたもんだねぇ。あんたにこんなこと、話すなんて

「…ゲホッ(血」

=>!?

「小…町さん…」

=>コガラシ…あんた…

「ごめん…なさい」

=>とりあえず、この道を抜けるよ。あんたの身体が持たなくなる前に

――――――――――

そいつを…こちら側に連れてきてくれよ、コガラシ。そうしたらお前のお友だちの人間は殺さずにいようじゃねぇか。はははは!



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