見渡す限りの川。端なんてない。橋なんてない。浅瀬なんてあるわけがない。だってここは…
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=>(-.-)zzZ
==>…
=>(-.-)zzzzZ
==>ちゃんと仕事してるか見にくれば。思いっきりサボタージュじゃないですか。
=>(-.-)zzzzzzZ
==>ムカッ。いい加減起きて仕事しなさい!!小町!
=>ありゃ?四季様じゃないですか?どうしたんですか、こんなところで?
==>"どうしたんですか"じゃありません!!あなたは死神としての自覚を…
=>あ、四季様ぁ
==>なんです…(ドカッ
=>上から何か降ってくるから、危ないって言おうと思ったんですけど(ハハ
==>イタタタ
「イタタタ」
=>ん?珍しいなぁ。こんなところに"生きた妖怪"が来るなんて
==>"生きた妖怪"?
「?」
==>魂がここに来るならまだしも、生きた妖怪なんて…異変です。すぐ現世に返すのです!
=>それじゃ、あたいがやっておきますよ。四季様は引き続き仕事があるでしょうし
==>むむっ。なんか言い知れぬ不安を感じますが、良いでしょう。任せましたよ、小町
=>さて……?
「…」(ブルブル
=>怖がんなくても大丈夫だよ。あたいはあんたに危害を加えるつもりはないからね
「さっきの人は怖そうでした」
=>あぁ。あの方は閻魔様だから、ああやって威厳がなきゃぁダメなんだよ。まったく、大変なお人だよ
「お姉さんは、あの人の部下なの?怒られてたから」
=>ずっと見てたのかい?
「なんか、穴があるなぁって覗いてたの」
=>穴?そうか、スキマを覗いていたら落ちちゃったのか
「僕、来ちゃいけなかったのかな?」
=>とにかく、戻ろうか。死者の道だけどね
「ここは一体」
=>だってここは…
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…死者が訪れる場所"天国"と"地獄"の入り口なのだから
現世へ