「−−皆様今晩は、吹雪様の補佐をしている氷華でございます(ペコリ)」
「…何時も通り人間観察している黒雪よ」
「そして、毎度お馴染みの水無月吹雪です!(手振り)」
「………前回、ああ言ったそばから既に5日経ってるわよね(呆れ)」
「それは、その………しょうがないかなと」
「しょうがない訳ないでしょ!久し振りに出てきたと思えば、また更新空いて、忘れてたかの様に更新するとか、どういう神経してるのか疑われるレベルよ!?」
「うぐっ、それを言われると何とも心苦しい限りで」
「(何でしょうこのやり取り…前回もお話された様な気が致しますが)」
「−−それではそろそろ、本題に移っては如何でしょうか」
「そうね、果たして本題が有るか分かんないけど−−あ」
「どうしたの、黒雪?」
「………貴方、今年入ってからずっと引っ越しするする詐欺してたでしょ。あれからどうなったのか気になってる人間が居たわよ」
「そういえば主様、密かに物件をお調べになっておられましたし、本日に至っては物件の方をご覧になられたのでしょう?如何でしたか?」
「とりあえずですね−−私、今日不動産屋3件梯子しましたよ」
「………何故そうなったか、突っ込まないでいてあげるわ」
「これでも1社減ったんですよ!」
「減った所で移動距離は然程変わらないわよね。最初に半田行って、次が野並、それから−−」
「わー!!!もう言わなくて良いです!言わなくて良いですから!」
「あら、つまんないわね。計画性の無さとか色々露呈するって思ったのに」
「そんな事は綺麗に忘れてしまって、引っ越しの話の続きです!」
「それで、最終的にはどうなされたのです?」
「それが………狙ってた物件が取られてしまいまして」
「あらやだ!不動産あるあるをこんな身近で聞けるなんて♪」
「楽しそうに言いますけどねぇ、黒雪さん。当事者の私は全く面白くないんですけど。何で昨日大丈夫だったのに今朝になって法人に取られてるかなぁ…しかも、一度に2部屋!! 本当有り得ない…」
「それは…残念でしたね。丁度タイミングが合わなかった、その物件との縁が無かったと思って、あまり落ち込まないでください」
「大丈夫−−一応、申し込みはしてない訳じゃないし」
「あら、申し込みはしたの」
「流石に、あれだけ動いて成果無かったら悲しいし」
「ふぅん…で?何処にしたのよ?」
「此処だけど?(手渡し)」
「(眺め)………まあ、悪くないんじゃない?部屋は嫌いじゃないわよ。空間広いし、このロフトとか隠れ家みたいで良いわ」
「申し込みをなさったという事は、今は審査待ちで間違いありませんね?」
「うん、何事も無く審査が通ったら良いなぁ」
「審査が通れば、後は契約を行って鍵を受け取る−−それが第一段階ですからね。早く落ち着けるとよろしいですね」
「本当、早く落ち着ける様にちゃんと準備はしておかないとね」
「新しいものって何かワクワクするよね」
「それには同意だわ。何時の時代も"変化"は楽しむものよね」
「………何か珍しいですよね、黒雪さんがそんな事言うの」
「五月蝿いわね、ただ、変化を拒み続けたら生き残れないってだけよ」
「そうですか−−それでは、黒雪さんと気が合った所で今日は終わります。皆様さようなら!」
「…また会いましょ(微笑)」