母が亡くなって遺品整理をしてた。

まぁゴミ屋敷ですわ。

1週間かかってやっと母親が寝起きしていた部屋の掃除が終わった。

なんか手紙とかもたくさんあったけど捨てまくったった。

どうせ中みてもムカつく内容しかかいてへん。

そんな手紙のなかに母親が父親が亡くなってから作った母親曰く「彼氏」からの手紙があった。

彼氏なるものがいることは知っていたけどまぁトシもトシやし彼氏ゆーてもお茶飲み友達程度のもんやろとおもた。

バ 私な彼氏できてん、うふ。
僕 いやいやいや「うふ」やあれへんがな。「うふ」や。
バ なんでー、いいやん。人生エンジョイしないと。
僕 あ、あー、まぁええわ。仲良くやったらええがな。

最初はこんな感じ。
しばらくすると。

バ あのな、あのやで。もしも、もしもやで、、
僕 なんやねんな。きっしょい。早よゆえや。妊娠でもしたんか。
バ するわけないやん!わたし60越えてんねんで!
僕 わかっとるわ!で、なんやねん!
バ もし私が彼氏と一緒に住むゆーたらどーする?
僕 え、この家に知らんオッサン住むゆーこと?
バ ちがうちがう。私がそのヒトとこ行くねん。
僕 ・・・・・・・。
バ で、どう?
僕 あー別にえんちゃう。
バ ほんとに!よかったー!
僕 うん、独身時の苗字に戻して、親父が稼いだ金全部置いていくんやったらええで。別の苗字になったヒトに俺がとやかくいえる筋合いやないしな。金はあんたのもんとちゃうから。うちは農家やったからウチの先祖の土地で儲けた金やから置いていってもらわんと。つか家の金やからあんたが持ってるんやなくてあんたが今預かっているだけやしな。俺が預かることになるだけやけど。もともと俺長男やし親父が亡くなった時点で俺が預かることになるやろけど、家におらんゆーこともあってあんたに預かってもらってただけやしなー。墓とか仏壇のことやるためにな。それもあんたまったくやってへんし、、。
バ なんでそんなことあんたに言われなアカンの!
僕 なんでて、意見聞かれたからゆーただけやろ!そんなんやったら最初から聞くなや!それになむこう住むゆーてもやな、向こうの息子さんと娘さんからしたら面白くないやろ。(相手は奥さんと死別)
バ なんで?結婚するわけやないからいいやん。
僕 あんな結婚せんでも何年か一緒に住んでいると内縁の妻ゆーてな相続権が発生すんねん。最後の何年かだけいたよそのババァに相続で財産もってかれると考えてみぃ!自分の母親と父親ががんばって残したもんやで。それ持ってかれんねんで。最後の何年かいただけのヨソのババァによー。そんなん歓迎する気にならんて。向こういっても気まずいだけやで。


こんな調子だった。
その男もババァも亡くなったあとの話。