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永遠に王子様が来ないので眠りこけてていいですか

前回の日記投稿から以下略
またまたお久しぶりです野田ナツオです
このブログ読んでくれてる方いるのか…?と疑問に思いながらも、たまに読み返すと面白いので書き続けます(頻度)

なななんと野田さん無事に仕事を辞めまして、東京都民になりましたー!
わーい!東京ってすごい!
人がいっぱい(かっぺ感)
雪が降らない!(降った)
仕事はね、揉める事もなく辞められましたよ…
まぁ野田さん辞めます宣言するより前はかなり機嫌悪く毎日毎日職場でブチ切れ状態だったので…引っ越しするから辞めます!だったので誰も止められず無敵状態でした
いやー、新しい職場も決まったんですがね、面接行く所行く所前の職場より労働環境良くて決めかねましたよ
前は有給ってなぁに?だったのでね…
そして週休イッテンゴーー!!
その上キャバクラーーー!!
いやよく働きました。アラサーなのに。

そしてフェイクだらけですがTwitterやってるんで良かったらお気軽にフォローお願いしまーす!
鍵なしオタク垢
@720___naaaa

鍵付きドス黒い事しか言ってない垢
@nemureru720

常【きせきのはて】




笹塚さんお誕生日記念夢小説
百合イコール夢主ちゃんです








関東地方に梅雨明け宣言がなされついに夏本番がやって来てしまった
梅雨真っ只中の間でも異常な程に蒸し暑くて過ごしにくい日々が続いていたのに、最近はどんどん気温が上がり増すばかりの熱気に包まれている
「一日中付けっ放しの方が電気料金安いってネットで言ってたもん…」を言い訳にクーラーは付けっ放しにしている
実に快適だ
ソファーの背もたれにもたれ掛かって伸びをする
朝食時の食器は片付けたし洗濯物もサンルームに干した
折角の何の予定もない休日なのだからしばらくのんびりと過ごそう
そう思って昨日近所の本屋で買ってきたお気に入りのファッション雑誌でも読もうかなと立ち上がると、ソファーの後ろでクーラーが効いているとはいえこんな暑い中延々と腹筋をしていた衛士と目が合う

「なんかさ、大丈夫だって分かってるんだけど傷口開かないか心配なんだよね、そんなにずっと腹筋されると」
「…ちゃんと縫ってあるし退院して三ヶ月経ったんだから平気だろ」
「分かってるけどさぁ…」
「意外と心配性だよな、百合」

付き合う前と違ってと暗に匂わせて衛士は腹筋を続行する
何を目指してるんだお前は
既に全身筋肉と言う名の鎧を纏っているじゃないか
いや分かっていますよ、シックスとの戦いで意識不明の重体に陥り病院に搬送され緊急手術に長期入院
退院したとはいえ以前と全く同じような生活ではなくなってしまった
捜査一課から移動にはならなかったが今は全快とは言えないので専ら後方支援に徹して現場にはあまり出ていないらしい
残業や宿直もなくいわゆる九時五時の仕事となるとどうしたって物足りないし周囲に迷惑をかけていると気に病んでいるのだろう
誰より真面目で優しい人だもの
でも私の気持ちも分かって欲しい
家が隣同士の親友のお兄さん、物心つく前からの憧れの人、叶わないと思っていた初恋の相手、振り向いてくれなくて良いから幸せになって欲しい人、側にいて支えたい掛け替えのない人
どんなに言葉を探してもしっくりくる丁度良い表現が見付からないくらい長い時間を共に過ごした相手なのだ
分かってるのかな、どれだけ貴方が大切なのか
まさかこんな穏やかで満ち足りて幸せな未来が私達二人に訪れるだなんて想像もしていなかったんだよ
復讐に心を囚われていた貴方に好きと伝えて許される日が来るなんて思わなかったんだよ
分かってるのかな、幸せで涙が溢れるだなんて生まれて初めてだったんだよ

「…お前はまた何で泣くかな」

衛士は呆れ顔で私を見ている
知らないよそんなの、だって幸せなんだもん
貴方がすぐ側にいて抱き締めてくれる
これ以上何を望むというのだ

「どうせ心配性で口うるさくてすぐ泣く女ですよーだ…料理も上手じゃありませんよーだ」
「いいよ、そのままで」
「よくないでしょ、要望は言い合おうよ」


衛士は私の背中を優しく撫でる
この人の長くて逞しい腕は昔より温かくなった気がする
心を蝕み続けた底のない闇が消え去ったからだろうか
いや、消える事はないのかもしれない
それでも彼は生きる事を選んでくれた

「今こうやって穏やかに生活出来て、百合と一緒に居られる。これ以上何もいらないよ」

百合さえいればいいんだからと困ったような表情で衛士は笑った
彼はあれからたまに笑うようになった
それはとても喜ばしい事なのだが、どうしてもまだ消えてしまいそうな儚い笑顔に見えてしまう
そんな顔して欲しいわけじゃないんだよ、私
相変わらず分からず屋だなぁ
少し伸びた前髪に触れる

「違うよ衛士、これからは欲張りに生きよう
今までは諦めてばっかりだったけど、そんなのは終わりにしよう」

昔だったらこうやって彼が生きている事すら高望みだった
けれどもう違う
私達は変わって行く
変わって行こうと決めたのだ
未来を夢見て、人間らしく、どんどん進化して行く
ひとりきりでは出来なかった事も、きっと二人なら出来るから

彼は少し驚いたように彼女に視線を寄越して、それからまた笑った
そう、進化する
彼女の下手な料理も、彼の下手な笑顔も
そうやってどんどん変わって行って、その中で変わらない愛を捧げるのだ
悲しい恋はもうどこにもない
あるのは銀河何個分かの果てに手に入れた未来だ


君の名など知らぬ

最後の日記投稿から以下略
お久しぶりです野田ナツオです
自己紹介しないと書き出せないシステムなのかな?

アラサーにしてナンチャッテキャバ嬢になった話は前回したと思います
こんな私にも一応はお客さんが付きまして、なんやかんや指名を貰えているのですがいかんせん男心が分からぬもので、リピーターがほぼいない(憤慨)
自分の魅力を分かっていないとアピールポイントが見当もつかないので困りものですね

そしてそしてなんと!なななんと!
東京に住む事になりました〜!ジャジャーン!
今年中を目標に動いておりますが、ほんとね、仕事すんなり辞められるかなって…
「全然いいよ!むしろ辞めてくれて助かる!やったー!」と言われても腹立つけど絶対そんな事にはならないので(過去に何度か辞職を匂わせた)モテる女はつらいぜ〜と血の涙を流しながら仕事してます

オタクな話もいたしますと、現在絶賛スマホゲームにハマっております
刀剣乱舞に始まり昔大好きだったボルテージさんのはみだし2課再熱、ドラック王子とマトリ姫とスタンドマイヒーローズにも大ハマりです
僕の推しは今大路峻と服部耀!


ナンパ野郎はまず名前年齢住所職業年収趣味を自己申告するシステムが採用されるのはいつですか?


iPhoneから送信

お久しぶりブリーフ

最後の日記投稿から何年が経ったのでしょう…
お久しぶりです野田ナツオです

相変わらず仕事は続けておりますが、今年度からは新たな試みをしております
そうですまさかのアラサーにして初キャバ嬢でございます
見た目は女でも中身はキモオタそしておっさんの私にはほんと、ほんと合わない…しかしおちんぎんだいしゅきぃ…!状態です
そして姿をくらましてる間にカレピッピにプロポーズされる→結婚というものに恐怖心しかなくなんやかんやあり別れる→復活しまたプロポーズされる→フラれる(私も嫌になっていた)という、二回遅刻したら一回欠席扱いだぞーシステムと同じなら二回プロポーズされた私実質既婚者じゃね?イベントがありました
いえいえアラサー独身です

あとtwitterにはアホみたいに出没してるので皆さん良かったらこれからも交流して下さいませ!
@720___naaaa

馬鹿な女の話

『なんなら剣でこの国を統一してやりましょうか』
その言葉に隠しもしなかった自信に嘘は一つもなかったんですよ、いや本当に
貴方はまた鼻で笑うだろうけど


草木も眠る丑三つ時にした胸騒ぎ
夜中になんだか切なくなって好きな人の部屋を訪ねるの、だったらとってもロマンチックで乙女チックなんだけれど、そんな可愛らしい意味の胸騒ぎではなかったんです
だから翌日の出陣に向けて眠る貴方を叩き起こした事はどうか許してくれませんか

『私が死んだらどうします?』

もしもですよ、と前置いて言った私に、やっぱり貴方は鼻で笑いましたよね
言っときますけどね、こっちは真剣だったんですよ
『お前より強い女を知らねぇ』と、貴方がくれた言葉は戦って戦ってようやく勝ち得た信頼で、男より逞しくなれと鍛えてくれた父と兄と師範に生まれて初めて感謝したものです
例えそれが私の欲しかった返答でなくても、嬉しかったんですよ
だから私は馬鹿みたいに笑いました
みたいというか馬鹿なんですが、誰よりも強くなりたくて誰よりも武士らしく生きようとしてたけれどやっぱり私も乙女だから、貴方の記憶の片隅にでも残れるのなら笑った顔だけ覚えていて欲しかったの

そう、私馬鹿なんです
馬鹿だから元の時代に帰る事より、いつしか貴方に認めて貰う事に執着して
年の差もあるし元の時代に帰ったらもう会えなくなるしと悩む恋する乙女だったんです
本当に馬鹿ですよね
もう帰るとか帰らないとか、認めてもらうとか好きになって貰うとか、そんなの、もう、どうにも


「馬鹿野郎…!!」

ああ、本当に馬鹿ですよね
貴方に向けられた銃口に気付いて咄嗟に庇うなんて
だってきっと私が庇わなくても貴方なら鉄砲の弾位刀で防げただろうに
でもやっぱり恋する乙女だから身体が勝手に動くんだもん

「おい、しっかりしろ!!」

あ、それ無理かもしれません
お腹が痛くて痛過ぎて考えがまとまらないんです
痛いなぁ、なんだか熱くて寒くて痛くてよく分からないや
ねぇ、私、最後は少しでも貴方の役に立てましたか?
私馬鹿だから、いつか元の時代に帰れるんじゃないかとか、この恋も叶うんじゃないかとか夢見てたけど、そんなのもうどうでもいいんです
どうでもいいから、笑ってくれませんか?
最後位わがまま聞いてもらえませんかねぇ

「小十郎、さん…あのね、聞いて…」

「喋るな!!いいか、すぐ増援が来るから大丈夫だ、だから」

「ね、私、がんばりましたよね…?
だから、お願い」

ねぇ、泣かないで下さいよ
私より強い女を知らないんでしょ?
私、死ぬのはもう怖くないよ
だから泣かないで下さい
貴方に抱き留められてる今の状況をご褒美だと思う余裕もあるんです
あったかいなぁ、小十郎さんの手のひら
あったかくて涙が出る
こんな所で死んじゃうのか
でも悪くないです
最後に見るのが貴方の顔だなんて幸せじゃないか
でもね、泣いてる顔なんて見たくないですよ
どうしたら泣かないでくれるかなんて分かり切ってるから、ねぇ、お願い


「私の事は、忘れて下さい」

気に病む位なら綺麗さっぱり私を消して
悲しいけど、でも、もう泣かないで欲しいの
泣いて欲しかったはずなのに、やっぱり私って馬鹿ですよね







悲しいくらい一途で鈍感な馬鹿な女の話


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