色々考えてたら…
微妙なことを思い出した。っていうより思い付いた。
あたしは幸せには絶対なれない。
その代わり…
完全に不幸にもならないんじゃないか。
って…
私は小さい頃…
自分は幸せだ。
うちは絵に描いたように幸せな家族だ。
貧乏だけど幸せだ。
って思ってた。思って生きていた。
でも…最近分かって来た。
って言うより
無意識に分かってたけど“思い込み”と言う逃げ道を走って来た。
両親は不仲だ。
静かに…冷戦をしている。
ずっと。
お父さんはどうなのか知らないが…
お母さんは結婚したのを後悔している。
でも…
お母さんは…もしかしたら不幸で、
お父さんも結婚を後悔していたとしても…
二人とも…もしかしたら……人生を後悔していたとしても。
妹は知らないけれど…
私は幸せでも不幸でもない。中間にいる。
人生のベースは…子供のころに大人の影響を受けてつくられていると思う。
だからこそ…私はこれからも幸せと不幸の中間を…
わざわざ選んで歩いて行くような気がする。
まぁ“今どきの若者の考え”と…言うものかも知れないが…
(例えば、会社に就職してもそこそこの地位は欲しいが、出世するよりリストラされない勤め方をしたい。みたいな…)
中間を走っていれば…“幸せと中間”も“幸せと不幸”でも…幸せから落ちる落差を感じないですむ。
中間から不幸へ落ちそうになったら…
不幸の位置に中間を持ってくればいい。(まだ悪くなろうと思えば出来る…と言う更に不幸になるようなことを想像して…まだ自分は中間だ。と思い込むこと…)
だいたいが、“幸せ”と言う言葉自体があやふやで…定義がない。
(辞書に書いてあるような型にはまった定義ではなく)
だから…同じように不幸も、人それぞれ違う物だから。
だから私は中間を走りたい。
と言うより
神様と言うやつは、私に幸せを走らせてはくれないだろう。
死に神と言うやつも、そう簡単に不幸を走らせてはくれない気がする。
ただ…
不幸をゆっくり歩くのは許してくれそうだけれど。
大好きです。
知ってる人いるかなぁ?
プルートゥ。
「浦沢直樹×手塚治虫」の。
元々…手塚治虫。好きなんだけどさ…
さらに、はまったね。
あたしは普通の人より涙腺…弱いから…
もう…ぼろぼろ泣いちゃって…
あたしは、鉄腕アトムは見たことなくて…プルートゥ読んだ後に…原作の「地上最大のロボット」を読んだんだけど…それも面白かったけど…
泣けはしなかった。
まぁ…鉄腕アトム自体が泣く系じゃないし…
なんか上手く話せないな…
手塚治虫先生の「世界最大のロボット」は誰かが殺されても…ページの都合上かもしれないけど…
一瞬だった…
でも、浦沢直樹先生の「プルートゥ」は一人一人…消えて逝くのが何ページにもわたって描かれていて…涙が出て来る。
でも…「地上最大のロボット」は…読み返してないから…愛着がないのかも…
「ブラック・ジャック」とか、あたし…一回読んだだけじゃ気付かなかったからね。
「大丈夫だ」とか言ってた…ブラック・ジャックが最後の一瞬…最後のページの最後の一コマで落ち込んでたり…悲しそうな瞳でピノコを見てたり…
あの冷静そうなブラック・ジャックが天に向かって叫んだり…
「医者は何のために居るんだ!」とか…
小学生だったし…あたし、頭そんなによくないから…そんなに深い意味で受け取らなかった…言葉。なんだけど。後から驚いた。
鉄腕アトムは…はっきり言ってよく知らないし…好きなキャラがいる訳でもない。
それは…プルートゥも同じなんだけれど…
好きなキャラがいる訳でもない。
でも…こんなに作品に引き込まれる…のはなんでなんだか…分からない。
ただ…プルートゥは…
登場人物のふとした一言が…
心に来るんだと思う。
表面的にじゃなく…内に込められた言葉が…
なんか上手く話せないや。
ブラック・ジャックやどろろだったら…
だーっと話せるんだけどね。
でも…それはあたしが表面しか見切れていないから…かも知れないな…