予想外に反響を頂いて調子に乗った麻河ですこんばんうに
かるーく続きを書くつもりがすごく時間がかかった。しかもすごく途中感が\(^o^)/
パソコンで打ったから文字数わからないんですよね、いや、わかりますけど麻河さん、ワードで書かないから数えるの面倒…
ワードでなくたって数える方法あるんでしょうが麻河さん知らんもん←←
そんな麻河さん、今すごく兄さんやりたくてしょうがない。どうしようこの文面だけだとすごく変態くさい。いや元から頭おかしいんですけど今めっさ眠いからあんまり頭はたらかんいつも以上に
――――――
そんなわけで帯人xマスターは「僕とかれの日常風景」にしました(だからどうした
カテゴリは「生≒創関連」で統一するんでこれだけ見たい人は活用してください。
まだ本決まり……この調子だと決まりですけど、多分。ちゃんと形になるまでこっちでもそもそやろうと思います
つ僕かれ1
mblg.tv
続きは追記から
「じゃあ僕は行くけど」
「ドコに?」
「どこって、会社に。これでも僕一応会社員だし、ここからの出勤は初めてだから早めに出て時間も確認したいから」
帯人くんと会った次の日の朝。会社は前よりも近くなったけれど通勤時間の確認をしたかった僕は帯人くんを起さないようにそっと起きた、つもりだった。
物音に敏感らしい帯人くんは僕がトイレに行っている間にぱっちり目を覚ましてしまったらしく、すっきりしてトイレのドアを開けた瞬間に心臓が止まるかと思った。
「うわぁっ!」
「なに人の顔見て叫んでるの」
「だ、だって開けたらすぐそこに立ってるから……。ごめんね、朝から嫌な気分にさせちゃって」
「別に」
帯人くんは僕をちらりと見た後はそれからずっと、あのマスターさんを待っていたという押入れの前で体育座りをしたまま動くことは、僕が家を出ようとするまで無かった。
「…とーたもボクを置いていくの?」
「へ?違うよ、お仕事に行ってくるだけ。ちゃんと帰ってくるし、ここは僕のお家でもあるんだから」
「………」
「帯人くん?」
ゆらりと包帯に隠れていない方の瞳が悲しそうに揺れたのが解った。
「うーん…あ、そうだ。帯人くん、コレ預かっててくれないかな」
「なにこれ」
「僕の宝物。息子の写真が入ってるんだけど、これを帯人くんに預けるよ」
「なんで?」
「宝物を預けて何処かに行くようなこと、僕はしないよ。それにこうやって帯人くんが待っててくれるんだもん、絶対に帰ってくるよ」
「…………別にとーたじゃなくても、マスターが帰ってくればいいし」
「帯人くんにとってはそれが一番良いんだろうね」
面と言われると大分悲しかったりするけど、こうやって包み隠さない所が帯人くんの良いところなんだろう、うん。
帰りに不動産屋さんに行って、前に住んでいた人のことを聞いてみようとか思案しながら僕は帯人くんに見送られて出勤した。
「こんにちはー」
「あ、嵯峨山さん」
「先日はお世話になりました。実は、僕が紹介してもらった物件のことで…」
「う、…やっぱり心霊現象が」
「あ。それは別に大丈夫なんですけど」
「だだだ大丈夫なんですかっ!!?」
流石に「押入れの中に人が入ってました」とは言えないのでそこら辺はぼかして不動産屋さんに前の住人のことを聞いてみる。
「前の……私もよくは知らないんですが、あまり外に出る人ではなかったと聞いてますよ。なんでもパソコン系のお仕事をしていた方で、殆どお家の方には帰らなかったり、帰ってもずうっと寝ていたり…大家さんも入居のときにあったぐらいで家賃もいつも郵便受に入れてたみたいで」
「はぁ…」
お家に帰ることが少なかったってことはそれだけ帯人くんが一人だった時間が長かったということ。
ずうっと寝ていたということはそれだけ帯人くんが寂しかったということなんじゃないのだろうか。
「それでその人が今どこにいるとかは」
「さぁ…。それに知っててもちょっと教えることは」
本当はさっきのお話もしてはいけないんですけど、買い手がいなかった物件を快く引き受けてくださった嵯峨山さんだからこっそりお教えしたんですから。と言われてしまえば僕はもう何もいえない。
「そうですか……。どうもありがとうございました」
「そんな、こちらこそ!―――嵯峨山さん、あの」
「はい?」
「嵯峨山さんは本当に幽霊とか関係ない感じなんで言いますけど」
不動産屋さんはひそりと声を潜めて言った。
「前の住人、引っ越すときに」
僕は溜息を吐いた。
「何、隣で溜息吐かれると気分悪くなるんだけど」
「あ……ごめんね。あんまり帯人くんのご飯が美味しかったからつい」
「とーたじゃなくてマスターが言ってくれれば嬉しいのに」
「…………」
あんな化物のいる部屋、二度と帰るか!!
不動産屋さんは結構横の繋がりが強いらしい。
前の住人さんが引っ越すとき、他の不動産屋さんが統計を取る為にアンケートをお願いしたらしい。
その時、引越し理由を聞いた瞬間。その住人さんは叫んだらしい。
それを聞いてびっくりした不動産屋さんは、今回僕がお世話になった不動産屋さんにひっそりとこの事を教えてくれたというわけだ。
住人さんは引越し準備も業者さんに頼んで、「押入れだけは絶対に開けるな」とだけ言って自分は一回もこの部屋に、二度と帰ってくることはなかった。
「もう寝よっか」
「別にとーたが何時寝ようがボクには関係ないよ」
「……うん」
きっとこれからも前の住人さん、帯人くんの大切なマスターさんはこの部屋に帰ってくることはないだろう。
「昨日は帯人くんを床に寝かせちゃったから、今日は帯人くんが布団で寝てね」
「嫌。ボクはここで寝る」
何も知らない帯人くんは押入れの前に座りっぱなし。
「駄目だよ、もう5月だっていってもまだ寒いんだから風邪ひいちゃう」
「風邪なんかひかない」
「最近の子はそうやってすぐ強がるんだから……。じゃあこれ、下に敷いて」
「…とーたの布団じゃん」
「別に布団を敷く場所決まってるわけじゃないし、押入れの前に敷いちゃいけないなんてルールもないしね」
「―――ばっかじゃないのっ!!!!」
「たい、とくん……?」
布団を握り締めた帯人くんは一瞬朝と同じように悲しげな瞳を見せた後、叫んだ。
「普通こんな、ボクみたいなのが居たら気味悪がるでしょ?追い出そうとするでしょ?…なんで、何もしないの?なんで何も聞かないの?ボクのことなんてどうでも良いんでしょ……っ!」
「そんなこと、」
「もう――――マスターが帰ってこない事ぐらい、ボクだって解ってるよ。でもボクにはマスターしか居なくて、なんで、なんで」
キッとあの悲しい瞳で鋭く睨まれた。
「なんで優しくしてくれるのがマスターじゃないの、なんでマスターはいないの!なんでとーたなのっ!!」
「―――――-!!!!」
まるで僕がここにいること自体が悪いことのように。
僕にはどうしようもなくて、ただ帯人くんの瞳に射られて動けないままだった。
End.
帯人はマスターのことを「とーた」と呼ぶことに決定しました(橙太=とうた)
いつも青主とか主赤とかなんだかんだでらぶらぶだからこういうのがたまに書きたくて堪らない
……え?結局はらぶらぶになるけどさっ^ω^
普通に帯人xマスターだったら最初から帯人がヤンヤンデレデレな感じだけど、今回の帯主は「最初からマスター」ではないのでデレ、というかツン?この場合は。そのツンが、うん(何
ツンがなくなれば後はでれでれですようん
あ、ちょっと聞きたいんですけど、帯人はマスターよりも背が高い方がいいですかね、それとも低い方がいいですかね。身長差大切!!今のところボカロ系のものは攻>受の身長差なんですけどねー
帯人かわいいよ帯人はぁはぁ