シアターフラッグのHP掲示板が元団員により荒らされる。
牧子やスズ、ゆかりの恋模様も楽しめる二巻目。
『シアター!2』
著者
有川浩
発行者 株式会社角川グループパブリッシング
ISBN 978-4-04-870280-5
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
春川司は働かず赤字続きの劇団を運営している弟・巧に泣きつかれ、三百万を貸すことになる。
二年で劇団の収入のみから返済する…その条件つきで走り出した小劇団「シアターフラッグ」
好きだからやっている…その言葉に甘えない生き方が出来るようになれたら…そんな若人の物語。
『シアター!』
著者
有川浩
発行者 株式会社角川グループパブリッシング
ISBN 978-4-04-868221-3
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
母を亡くしたショックから不登校になった京子は、病気の猫を拾い、隣に住む野口さんに獣医を紹介してもらおうと訪ねる。
野口さんと仲良くなった京子は、野口さんの愛猫から名前をもらい、エリザベスと名付け可愛がる。
一方、百瀬の事務所に貼り紙をし続ける小学生・完太は、何か特別な事情があるようで…。
そんな中、京子の猫・エリザベスが誘拐されてしまう。
『猫弁と少女探偵』
著者 大山淳子
発行者 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-218382-6
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
「僕の舟」伊坂幸太郎
病気の旦那を介護するおばあさんは、若かりし頃の恋の相手が今何をしてるのか知りたくなり、探偵という名の空き巣に依頼する。子供の頃に遊園地で迷子同士だった彼が、たった4日だけ公園のベンチで語らった彼で、今、おばあさんの伴侶となっていた。
お互いに気付かないまま、運命は何度も交差していた。
その他、男達がどこか奥のほうにしまいこんだ「本気の恋」女には解らない、故に愛すべき男心の短編集。
『最後の恋 つまり、自分史上最高の恋。』
著者 朝井リョウ
伊坂幸太郎
石田衣良
萩原浩
越谷オサム
白石一文
橋本紡
ISBN 978-4-10-125055-7
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
児玉清さんのことは昔から好きだったけれど、どんな風に生きてきたのか分からない人でもあった。
大学の卒業式に母が亡くなったことで、大学院ではなく就職活動をしなければいけなくなり、それが俳優人生の始まりでもあった。児玉清さんの姿を、亡くなってから少しずつ見ていく感覚でした。
洋書がお好きなようで、和書好きの私としては、中々読みたいなと思うところまでは気が進まないのですが、賢い人がゆえ、文章が読みやすく楽しかったです。
語彙力がある人の文章は、どうしてこんなにも引き込まれるのか。
「Win now,Pay later」今やるべきことをやってみろ。ダメだったら、その時に考えればいい。
児玉清さんの好きな言葉は、紳士なイメージからは意外でした。
「安全な道などこの世には存在しない。だったら、安全を掴もうとするな、絶えず嵐の中を突っ走るのみだ、と固く心に誓って…」
俳優として泣かず飛ばずだった児玉清さんは、君を売り出すのをやめると言われたとき、こう思ったそうだ。
人との距離も希薄で、雇用も不安定な世の中で、この言葉が心に響く人が多いのではないかと思いました。
児玉清さんは亡くなってもなお、人に影響を与える事ができるんだなぁ…と感慨深かったです。
日本の政治家について、こう語った文章が印象的でした。
“誰もが御身大事が一番で、国のことを考えていないように見える。当たり前のことに気がつかないからだ。自分の発言が周囲に与える影響にも考えが及ばないから、失言を繰り返す。まずは常識人になること、大人の良識を備えることこそが今の日本の危機を救うことだ。”
『すべては今日から』
著者
児玉清
発行者 株式会社新潮社
ISBN 978-4-10-449502-3