昨日、何となく思い付いて普段会わない同級生達にメールを送りました。内容も無い、なんて事ないメールでしたが、皆律儀に送り返してくれて、良い友達を持ったなぁと染々思いました。
結局6人に送ったのですが、そのうちの一人が、“まぁ、珍しいな…と”なんて、私がそんなメールをした事について反応して来て、自分でもどうして急にこんなメールしてるのか分からなかったけれど、それを聞いて、「あぁ、私、今寂しいんだな」って思いました。
この歳になっても自分の事が分からないなんて情けない話ですが、あぁそうなのかって。
結局、素直に構ってほしいと言ったばかりに、日付が変わるまでメールにずっと付き合ってくれましたが、途中で泣きそうになりました。何か泣かせる様な事を言われた訳じゃないんです。ただ、こうやって人の優しさに触れるといつも、どうしようもなく泣きそうになる。
一人で思いきり泣ける場所に居る方が少ないから、実際には涙をグッと堪えたり、溢れてもすぐに拭いてしまうけれど、涙にはストレスも入っているらしいので、たまには沢山泣いても良いのかもしれないな…なんて思いました。人前では無理な話ですが。苦笑
主人公・佐藤敦は知恵子と離婚した訳を、同僚で離婚経験のある水城さんに話す。
他、「貝から見る風景」という短編も集録されています。
『八月の路上に捨てる』
著者 伊藤たかみ
出版者 株式会社文藝春秋
ISBN 4ー16ー325400ー5
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
こちらの事情を口にするとき
それは身勝手な言い訳になってしまうのかもしれない
でも察してほしいときがある
(本文を引用させていただきました)
辛い苦しい、上手くいかない時もあった登場人物達の、戻れない過去とこれからの希望を描いた短編集です。素敵な小説でした。
『こちらの事情』
著者 森浩美
出版者 株式会社双葉社
ISBN 978ー4ー575ー23577ー7
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酉乃初に恋をした高校生・須川は、学校ではクールで人とかかわり合う事を避けている様な彼女が、イキイキと手品をしている違った一面を偶然知り、彼女に話し掛けるのだが…。
『午前零時のサンドリヨン』
著者 相沢沙呼
発行者 株式会社東京創元社
ISBN 978ー4ー488ー02449ー9
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大学時代の猶予された時間を振り返る三人の話。
一章ごとに中心人物が変わるのが特徴です。
『ブラザー・サン シスター・ムーン』
著者
恩田陸
発行者 株式会社河出書房新社
ISBN 978ー4ー309ー01900ー0
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