スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

真っ白な世界が、眩しい

◎ 思い出

雪が降った。

何となく、まっすぐ帰りたくなくて寄り道してみたけれど、何も変わらず。
いい加減帰らなきゃ、と思って電車に乗って家路につく。
積もってはないけど、降り続ける雪の中、駅から家までの道を歩く。
思い出すのは一昨年や去年のまきくんとの思い出。



2人でボードに行った。
冷えきった車の中で「寒いね」って言いながら毛布にくるまった。
わたしの誕生日をお祝いしてくれた。
雪が降りすぎて、遠くにいったわけでもないのに、6時間くらい車に乗りっぱなしだった。
後輩かっぷると一緒に旅行に行った。2人だけの旅行とはまた違って、新鮮だった。
新しいペアリングを2人で選んだ。「2人だけのだね」ってすごく楽しみにしてた。
ああ。はじめての喧嘩をしたのも、冬だった。




思い出がたくさん詰まってる。

家のすぐ近くまで来たとき、いつもまきくんが送ってくれて、彼の車を見送ってたことを思い出した。



もう彼を見送ることは、ない













彼との思い出は当たり前のように日常の中にある。
ふとした瞬間、今日みたいに溢れだす。

わたしは、いつかその瞬間を
「そんなのともあったな、懐かしいな」
そんな風に笑えるようになる日が来るのだろうか。

今はまだ、眩しさに目をそらしている。

前の記事へ 次の記事へ