リバイスでウィークエンドと言う組織が一般人の家族を装って主人公達を監視していたのですが、遂にその正体を主人公達に明かしました。正体を隠していた、つまり騙していた、嘘をついていたとも言える行為なのですが、組織の女性が「でも銭湯は本当に好きなの」とか言っていて知らんがなって思いました。何ですかその台詞。銭湯は好きだけど御前等は好きじゃないって事ですか。インパクト強過ぎて笑いました。その点では久々にリバイスが面白かったです。


ノー・タイム・トゥ・ダイを祖母と観ました。1時間観て寝ました。いつもより起きてた。その後、ちゃんと観ましたよ。以下、感想。



この作品を観る為にダニエル・クレイグの007を鑑賞して来ましたが、漸く鑑賞出来ました。予告でもあったバイクで急な勾配のある場所、しかもゴツゴツした岩角のとてもバイクで走る様な所ではない所で走行した上に大ジャンプをしているシーンを見て一瞬で心奪われてしまったのを切っ掛けにシリーズの鑑賞に至ったのですが、これ以外でも割とエクストリーム滅茶苦茶ムーブを初っ端からかましていたのには驚かされましたし、笑った。しかし、格好良い。予告も格好良かったですが、実際見てみるとやっぱり格好良いですね。ボンドクオリティ。遂にダニエル・クレイグのボンドもこれで最後です。ダニエル・クレイグがボンドを演じるとなった時は賛否両論があり、今回のラストも賛否両論あった様ですが、私は初の007シリーズと言うのもあって、楽しんで鑑賞させていただきました。逆に言えばダニエル・クレイグでしか観れない007だったのではないのでしょうか。前回のスペクターの終わり方は如何にも007らしさがあり、あれはあれで良かったのですが、諜報員なんて例え足を洗ったとしても人並みの幸せと言うか生活を送る事は難しいと思います。あんな壮大な事になるかは、さておき、遅かれ早かれボンドの結末は決まっていたのかもしれないです。そんな中で最後の最後に自分が失ったものを取り戻せたのはせめてもの救いだったかと思います。


パロマと言う初登場の女性キャラが居るのですが、所謂ボンドガールと言う美しい女性が見所の一つでもある007シリーズの中でも1番美人だったかもしれないです。初の実戦で3週間しかトレーニングをしてないとこいつはやべえ奴が来たなと思ったらバリバリ戦えていた今までに居なかったタイプのユニークなキャラでした。スリットの入ったドレスでの戦闘は映える。戦う女性は美しい。私はパロマが1番好きなのですが、ボンドにはやっぱりヴェスパーの印象が強いですね。本当に罪深い男である。ダイナミック墓荒らしは吃驚した。007してますわ。


今回の敵はあの巨大組織スペクターに復讐し、世界も恐怖に陥れようとするテロリストです。今までの任務の裏で必ず存在していたスペクターと言う恐ろしい組織に復讐しようとしているだけで中々の危険人物なのは解るのですが、他のレビューでも言われている様に存在感と言うか出番が少ない気がします。いつもの敵も出番自体は少ないものの存在感はあったとの指摘がありました。慰めの報酬の悪役よりは存在感はあったと思う。それ抜きにしても最後にしては確かにインパクトは少し弱くは感じました。もっと戦闘シーンとか見たかった。やはり、悪役としてはシルヴァが1番良かったですね。見た目はル・シッフルが至高。マッツと言う約束された勝利。勝手にサフィンはマドレーヌの事が好きなのかと思っていましたが、そんな事ありませんでしたね。そんな事あってほしかった。そんな私の妄想が入る隙もなかった。吹替えは中井サンです。格好良い。中井サンって吹替えの印象がなかったのですが、じわじわ吹替えの方も増えて来ましたよね。


ビリー・アイリッシュが唄う主題歌もボンドの心情を表した切ないもので好きでした。


もうダニエル・クレイグのボンドが見れないかと思うと残念ですが、私が007を観る切っ掛けを作って下さり、賛否の中でダニエル・クレイグのボンドを演じて、楽しませていただけた事に感謝します。最高のボンドをありがとうございます!御疲れ様です!



(詳録220421)