BDSPの発売日ですが私はと言うとアマゾンで予約してまだ発送のメールも届いておりません。明日には出来るかと思ったのですが。やれるのは来週になりそうですね。それはそうと等身大ルカリオのぬいぐるみがでるそうですね。何それ欲しい。欲しいけど置く場所がない。夢が現実となったのに現実が夢を否定してしまう。何て罪深いぬいぐるみなんだ。色んな意味で。もふもふしたい。


アガサ・クリスティのねじれた家と言う映画を観ました。これも動画で紹介されていたので観ました。多分、衝撃の結末の類いで紹介されていたはず。アガサ・クリスティなので勿論、ジャンルはミステリーです。巨万の富を築いた大富豪が毒殺され、遺産を巡り、醜い感情を剥き出しする一族にはそれぞれ殺害の動機がある。その屋敷へ捜査の依頼をされた探偵が訪れる。まさにミステリーとしての事件も舞台も役者も全てが揃っています。しかし、そこからが問題で探偵が容疑者である一族に話を聞いていくのですが、そこから特に何の進展もなく、時間の2/3を費やされます。探偵が推理して犯人を追い詰めるでもなく、最後まで何も出来ずに事が進み物語は幕を閉じてしまいます。探偵が要らない。探偵が居ても居なくても何も変わらなったと思う。これをミステリーと呼べるのか、非常に疑問なのですが、事件が起きてそれが解決するまでの経過と言うのならミステリーなのでしょうが。何せよ探偵の必要性が感じられない。探偵が居るのなら推理をして犯人を見付けてほしかったですね。この作品は原作があるらしいのですが、他の方の感想を読む限り、何と原作通りらしいですね。原作を知ってる方からは概ね評価が良いのですが、前述の通りの理由で私はミステリーとして楽しめませんでした。他にも一族達も誰が死んでも可笑しくない鼻につくキャラクターなのは割とセオリーな気がしますが、それにしても登場人物達に共感が出来ません。何なら全員腹が立つと言っても過言ではない。結末に関しては、まさかとは思いつつ実際にそうなってしまった時は少し驚きつつもヨシってなった。そして、探偵の無能に拍車がかかる。それよりもその後のTHE ENDの方が余程、驚いた。衝撃のラスト。起こるべくして起きた事件なのかもしれませんが、探偵は何も出来ないし、誰にも共感出来ないのなら、せめて犯人の動機はもっと共感出来るものであってほしかった。そうしたら悲劇的な演出として色濃くなった気がしますが。ねじれた家と言うタイトルですし、そうしない方がリアルなのかもしれませんが。ミステリーにも色々あるのだとは思いましたが、私は好きではないミステリーでした。



(詳録211126)