今日は祖母と借りたウォーム・ボディーズを鑑賞しました。前回に引き続き、恋愛映画を鑑賞するムーブメントと言う事でこの作品は前から聞いた事があり、多少の興味がありつつも観た事はなく、今まさに私が求めるものではとインスピレーションが働き手に取りました。以下、感想。


話を?い摘んで言うと人間とゾンビ、ゾンビの成れの果てのガイコツが存在する世界でとあるゾンビが1人の少女と出逢い恋に落ちる話です。主人公がゾンビと言う事でゾンビ映画と言っちゃあゾンビ映画ですがグロ描写はないです。脳味噌を食べる展開がありますが、直接の描写はなく、グロが苦手な方も安心して観られる映画です。祖母と観る為、グロがあったらどうしようかと思いましたが、その時はその時だと押し切りました。許せBBA。しかし結果オーライ。ゾンビである主人公のRはゾンビでありながらも物事を考える事が出来る様で、それが作中のナレーションとなり、物語は進みます。「グロいから止めろ」、「(噛もうとする腕に巻かれた時計を見て)良い時計だ」「(恥ずかしくて)死にたい」と緩い台詞が笑いを誘います。死んどるやろがい。ただでさえゾンビと人間の恋愛だけで斬新なのに思考とは言え、ここまで喋るゾンビが居ただろうか。顔色悪いし、人を襲って食べたり、のろのろ動いたり、呻いたりするのはやはりゾンビなのですが、恋をしたり、ゾンビだけど親友がいたり、死んでるのに死にたいとか、人間らしさが残ってて愛嬌があります。好きになってしまったジュリーと過ごす内にドライブしたり、走れる様になったり、お前の様なゾンビが居るかとなりますが、そこら辺はちゃんと終盤で説明されてます。多分。それに何とも微笑ましいシーンです。しかし、ただのラブコメだけに終わらず、シリアスでありハートウォーミングな話だったりして、Rを始めとするキャラだけでなく心温まる話も魅力的な異色のゾンビラブコメです。ゾンキュン。ゾンビが出て来るのですが、ゾンビ映画にしてはゾンビとの対峙による緊張感やグロが中心ではないので純粋にゾンビ映画が観たい方には向いてないです。今作は飽くまでも恋愛映画です。自信を持って好きな恋愛映画と言える作品と出逢えました。しかし、まだ暫くは恋愛映画を漁ってると思います。


ウォーム・ボディーズの後に巷で噂のすみっこぐらしを観ようとしたのですが、途中で寝ました。祖母に優しく布団をかけられていた。ざっそう、タピオカ、えびの尻尾。こっちはこっちで異色である。



(詳録200513)