世界はifじゃ廻らない

ただ、声だけなのに


今の生活では感じない、不思議な感情が湧き上がる

幸せなのに苦しくて

嬉しいのに涙がでそうになって

充分なのに足りなくて


あぁ、そうだ
これが、恋、か。


と、昨日の電話で改めて実感した

好きな人の声、、

それだけで、あんな気持ちになれるんだね。



土曜日の夜は、結局、電話出てくれなくて
これでだめなら、、、って思ったのに

諦めかけた8コール目。

いつもの“神様のイタズラ”

23時10分頃から1時前まで。

買ったモンクレールのダウンのこととか、
普段着る服とかスーツの話とか

仕事のこと、車のこと、最近行く店のこと

私の地元に、縁があるから
もしかしたら次転勤になったら、本当にこっちに来ることになるかもね、なんて

いろんなこと。

幸せで

幸せすぎて


わけわからなくなっちゃって


「司馬遼太郎とか読んでる人カッコイイなーって思ってたら、課長、読んでるって聞いて、、」
って言っちゃって、あとは、笑ってごまかしたけど
カッコイイですって言ったも同然だし


「5月病になりそうですー」って話から

『悩んだら聞くし、また電話して。』

「はい！ありがとうございます！

あの、、迷惑になってないですか？」

『（笑）全然迷惑じゃないよ。』

「あ、でも迷惑じゃないですか？って聞かれて、迷惑なんて言えないですよね（笑）」

『大丈夫や（笑）』なんて言うから

ついに、「課長は、優しいからだめなんですよー！」って言っちゃった(^q^)☆


「でも、いつまでこうやって電話できるか、、」

『え？どういうこと？？』と言う課長

ほんとは、「結婚するんでしょー？」って、かまかけてみたかったけど
怖くなって、また笑うしかできなかった


「もう卒業したのに、こうやってお話出来て嬉しいです。」って言っちゃったしなぁーー


前に課長が『猫より犬が好き』『犬っぽい人が好き』と言っていたから

課長の思う犬のイメージを聞いた


“犬っぽい人”じゃなくて、“動物の犬”のイメージは、と

『別に人間にそういうこと求めてる訳じゃないけどね！』なんていいつつ


『素直で従順だし、懐くところが良いよね。
それに、物にぶつけてでも必死に尻尾振るところが可愛いなーって思うね（笑）』って、照れながら教えてくれたけど

『なんでそんなこと聞くんー？笑』って笑うし

『“そういうこと”かなーって思いつつ答えました』っていってたし

私の質問の意図はわかってたと思う。


髪は短いより長い方か好きで
長いと言っても、肩くらいの長さで
女性はやっぱり黒髪だよ、と

課長の好みのタイプを聞いてるも同然の話。


そして、課長は


私の髪をキレイだと言ってくれた。

キレイなんかじゃないのに（笑）
課長の私のイメージどうなってんの（笑）

顔小さいやら、スタイルいいやら、脚長いやら、
とんだお世辞攻撃だわ。

時間が経つにつれて
どんどん課長の声が甘くなるように感じて
夢みたいだった

だけど、

そんな会話の前も
GWは、親御さんをどこかに連れて行ってあげようと思ってるって
私が、今回の電話をかけた目的を、出鼻からくじかれるし

土日も最近毎週出勤って
29日休みだけど、昼から用事があるって言われるし

後も
「5月、忙しいですよね､､､」って聞いたら

『んーまぁ、いや、3月4月に比べたらマシやけどねーーうーーん。忙し､､､そやなぁ、、忙しい､､､ですねぇ』って、なんて言えば
私の言おうとしてることを交わせるか考えてるの丸わかりだし

『寝ても、朝起きたらダルいんよなぁー』って話から
「寝相悪いんじゃないですか？（笑）」

『寝相いいしねーイビキもかかないですよ。』

「そうなんですか？」

『イビキかいてるとか言われたことないもん』


その答えが、生々しくて

現実に引き戻されたんだけどね。

だけど、

キーケースも大事にしてくれてるみたいだし

私が好きじゃないからって
キーチェーン買ってない、って言ってたし


最後にね、
「わたしまだ、お蕎麦屋さんいってないですよー！」って勇気を振り絞った

これ言うまでに、2回くらい『そろそろお風呂行こうか』っていう課長の言葉を振り切ったんだけどね（笑）


『いいよ。行こう』って言ってくれた

私が土日しか休みじゃないし
日曜日だと、厳しいから
「土曜日、空いてる日あったら教えてくださいね」

『わかりました。』

「とかいってーまた、一年後とかになるんじゃないですかー？？（笑）」

『そんなにならへんよ（笑）』


『日帰りしんどくない？』

「しんどいですか？大丈夫ですよ。お蕎麦食べて、帰りますから（笑）」

『お蕎麦食べるために来て帰るん？笑』

「梅田でお買い物したいのでブラブラしてますし、その辺で拾って行ってください！笑」
　
『梅田行きたいなら、その辺まわってもいいし』

という、嬉しい言葉もいただけました。


仕事の関係上
手話に関わる機会があって　

この前先輩が“わたしのこと、好きなの嫌いなのどっちなの？はっきりして”を手話で習得してたから

私もちょろっと教えてもらってて
　
その話を課長にしたら、『今度見せて』って

「いいですよ！ちゃんと答えてくださいね（笑）」と伝えた


「おやすみなさい」のあと

『じゃあ、またね』と課長も言ってくれる幸せ


ずっと、ずっと、このままがいい

好きと伝えたら、壊れてしまいますか？




あ、アメトークで
ザックジャパン応援芸人やってる。

課長が好きなサッカー


見て、魅力が分かるようになりたいな



話題:片想い

起きて、お弁当作って、仕事して
帰って、ご飯作って食べて、お風呂入って寝る

だけの日々。

この生活に不満はない

仕事だって、今は、楽しいと思えてるし

学生時代よりも規則正しい生活だし

自炊も掃除もしてて、充実してる。


ただ、ただ、
自分のためだけに生きている


でも、ほんとは、
今週頑張ったら、また課長に電話しようって思うから頑張れてるのかも


それでも


毎朝見る、駐車場のフォルクスワーゲン

近所にとまってるアウディ

ニュースでたまたま耳にした、課長の名前と同じ地名


わたしの中から、いなくなる日はまだまだ遠そうだけど

このままいけば、忘れざるを得ないようになるだろうと
私から離れれば、何もなかったことになるだろうとも思うの


思うのに

頭をよぎるのは

課長の持つキーケース


その存在が、何もなかったことにしようとする私を阻む

ねえ、今もポケットにいれてくれてますか？


これでも、何もなかったことになるの？


課長は私のもとに、たくさんのモノを残している

だけど、私だって、課長のもとに残したモノがある



そのことが、私を捕らえて離さないの


課長は、キーケースを見て

私が好きだと言った、あのワイシャツを着るとき

私を隣に乗せて聴いた、あの曲が流れたとき


課長は、私を思い出す？

意味も意図もなかったのかもしれない


だけど、課長のもとに
確かに残る、わたしの痕跡


何もなかったことになんて、したくないよ。


もうすぐ、仲の良かったバイトさんも、辞めるの。

もう、課長のこと、話せる人、元バイト先にいなくなっちゃうんだ


だから、課長との共通の話題もなくなるの

声が聞きたいと思うけど
相談したいこと今はないし
話す話題もなくなっちゃうんだ


なら、もういっそ

曖昧なことは、やめてしまおうか


好きと尊敬の気持ちから、好きを消してしまいたい


今夜、電話したら

出てくれるかな



最後に、会ってもらえないですか？って

言えるかな






話題:片想い

また、1週間が過ぎた

明日で、課長に会えなくなって1ヶ月


思い出すのは、会社の中で遠くから眺めた横顔や

最後のデートで、向かい合った時のメガネのあの人

笑顔じゃないの

だけど、笑った声は覚えているよ


昨日は同期飲み会で
仕事は楽しいのに

やっぱり大人数での飲み会は、苦手

もう行きたくない。


声が大きい人、しゃべり方が下品な人
言葉遣いが汚い人は、きらい。

興味のない人に対してまったく興味持てないから、会話も弾まなくて
いつのまにか、会話に入れなくなる

そんな自分が嫌い。

わたしって、つまらない人間なんだなぁって
課長も、デートした時も、電話するときも
笑ってくれたけど

ほんとは、つまらないって思ってたのかなって

とても落ち込んだ


それと、もっと落ち込んだのは

私の今のメンターさん（教育係）の男の人が
めちゃめちゃ優しくて、いい人なんだけど
背も低いし、そんなにかっこ良くもない人で（笑）

土日も出勤したり、残業もいっぱいしてて、いつ休んでるんだろ？って思ってたのに
彼女がいる、と同期の女の子から聞いて


あのメンターさんにも、彼女がいるんだから
まして、あんなに素敵な課長は、休みの日に用事があるって、実家じゃないところに出かけるのは
やっぱり、彼女に会いに行ってるんだろうなぁ、って思ったこと。


水曜日に課長にメールした時に
忘れて欲しくないので、って同期と撮った写真を添付した。

その返事が、飲み会中の21時過ぎに届いてて

写真のことには触れてくれてないし
『よい週末を』でしめられてた


飲み会終わった時には、私の乗るバスの終バスなくなってたから
少し離れたバス停まで、違うバスに乗って

あとは、徒歩で帰った。

孤独や虚無感に胸が潰されそうで
課長が恋しくて、恋しくて、たまらなかった

夜道で怖いから、と電話したくなったけれど


メールの締めくくりの言葉と、
そんな理由で電話できる立場じゃないんだ、と

開いていた電話帳を閉じた


どうしたいの？と、自問自答を繰り返す毎日

どんな形でもそばにいたいと、
自分からは離したくないと足掻くわたし


だけど、全国転勤で40手前の人との“これから”なんてあるの？
彼女がいるなら、私の行動は惨めじゃないの？と、前に進まなきゃと思うわたし


それでも、少しでも光を探そうとしてしまうの

彼女がいるなら、
あのキーケースや、デートの時の間接キスは？

最近電話の時は毎回、公務員は休暇取りやすいという話から産休や育休の話や
女の人はずっと働く、か、結婚を機に退職するか、なんて話になるのは、なんなの？


先週電話した時、いつものように『じゃあそろそろお風呂にいきます』という課長に

「わかりました。」と答えたあと

沈黙の時間が流れて

なんだか照れくさくなって笑うと
課長も笑った


「え、あのっなんでもないですっ」と自分から言ってしまったけれど
「なんですか？」って聞けばよかったな

あの沈黙はなんだったの



それでも、最後に
たどりつくのは

今の私には、課長しかいない

ということ。


好きなのは課長だけ。
課長に勝る人が、いないの。


頑張ってるところも強くなったところも
見せたいのは、課長だけ

今の“わたし”は、“課長を好きなわたし”なの。
今の私があるのは、課長が好きだからだ

がんばろうって
生きていようって
思えるのは、課長が好きだからなの


好きで好きでどうしようもないよ


だから、好きって
私と結婚してって、言ってしまいたいよ

彼女がいるのかもちゃんと聞いてしまいたいよ。


だけど、そんなことしたら、、、


“課長を想わないわたし”は、“わたし”じゃなくなるような気がして怖いよ

もう、どうしたらいいの


ほんとは、分かってる


好きでいたって、先なんてないことも

自分から離れないと、前に進めないことも。


わかってるのに。


どうしてかわならないの

どうして、
課長じゃなきゃいやって想いが
どんな気持ちよりも強いのか



テレビから聞こえてきた
プリンセス・プリンセスのM


もう叶わない想いなら
あなたを忘れる勇気だけ欲しいよ

You are only in my fantasy
今でも覚えているあなたの言葉
肩の向こうに見えた景色さえも
So once again Leavin'for the place without your love


あいたいよ

かちょう


話題:片想い

お久しぶりです。


大学卒業しまして、
4月から社会人になりました。

研修や飲み会でバタバタしたり
なかなかブログを更新しようという気持ちになれなくて
こんなに放置してしまいましたが


生きてます。笑


あれから、
課長とは会えてません。

毎朝、家の前に課長と同じ車があるから嫌でも思い出します。

思い出す、じゃないな
忘れたことなんてないから。


社会人になった一週目の金曜の夜には、電話をかけた

研修中は充実して、楽しくて
もうこのまま、連絡もせずに忘れてしまおうかって


「これで、でてくれなかったら諦めよう。」って思った


いつもどおり１０コール待って、切った

折り返しを期待してる自分がいた

0時が過ぎた

震える指で、発信履歴を開けば
一番上には、他の誰でもない、課長の名前

「ほんとうに、これで良いの？」


ツイッターにつぶやいた
“もう、前に進みたいよ”


心も頭も整理できないまま

次の日に同期とカラオケへ。



歌った歌は、課長を好きになってからよく聴いていたものばかりで

友達が歌った“大阪LOVER”に、バイトの時に良く通ってた通りの映像が流れたり

HYのNAOを歌ったら
泣きそうになって、

出た答えは

やっぱり前に進めなくていいや、
否、進みたくない

だった。

また、1週間まって


さっき、

課長と電話した。
土日出勤だそうで、一時間ほど。


今までと同じ。

いつものように、優しい甘えたような声で話してくれるの

課長の仕事のこと、私の仕事のこと
車のこと、欲しい物のこと

他愛のない会話

たくさん笑いあった



社会人になった私に課長がくれた言葉

『おもしろきこともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけり』

やっぱり私は、心から課長を尊敬してる

あなたのくれる言葉がすき。


でられなかったことを言い訳してくれるあなたがすき。

好きなものを楽しそうに話してくれるあなたがすき。

知識が豊富なあなたがすき。


すき、とは言わなかった
言えなかった

あなたの隣にいるのは、私じゃなくていいのです。


“言葉ひとつそれだけでいいのに
どちらとも言わないあなたを
離したくはない離れたくもない
他の誰かいても”

まさに、このとおりなのです。


自分で壊せない、壊したくない
なんて


弱いね、
ずるいよね

優しいあなたに、
しがみついた私の手を引き剥がす役目を押し付けてるの


でも、まだ
今の私にはあなたしかいないのです


どんな形でも、あなたのそばにいたい



おやすみなさい、と言い合って
「ありがとうございました、じゃあまた」と電話を切った



話題:片想い