ものみな 笑ふ

ものみな 微笑む


そんな時代は いつになったら


争わず ひがまず


誰にでも 笑顔で


誰とでも 助け合い
家族のように付き合えたら


どんなに苦難が来ても


明るい気持ちで


乗り越えられる



おお 神よ


人々を 赦したまへ


強欲な 人々を


さもしい人々を


心根の貧しい人々を

赦したまへ


なぜなら それは


昨日の私達だから



友よ 集わん


 この小さな世界に


友よ 集まれ


 
この広い海のほとりに




仔牛と じいや



仔牛が 生まれた


じいやは喜んだ


じいやは世話をした


仔牛の 世話を


仔牛は 大きくなった


じいやの 世話で


今度は 子牛と呼ばれて

じいやと 別れる


子牛は 肥育農家の

兄さんの手に渡る


兄さんは精根こめて
世話をする


いつしか子牛は立派な 成牛になった



ああ ああ 今日は

旅立つ日


あの日の子牛は


人間のために


身を 捧げる 日





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