千年の橋

橋のこなたは過去



橋の 向こうは未来


千年の橋は湖にかかっている



 大きな 湖に 



橋のこなたと彼方に


愛する者どうしが



別れ別れになったなら



 もう 逢われん



橋が渡そうとしても


 湖が 許さんから



可哀想やけども



もう 終わりや




男女の愛のあやうさなりや




おまえのたおやかな腕



おまえのたおやかな腕


おまえの やわらかな 腹



おまえの 深く澄んだ  ひとみ



おまえの まあるい  乳房 



おまえの 繊細な  くちびる



おまえの 三日月のような まゆ



  長い くろかみ



すべてを すべてを

愛しているよ



この小さな私を



 許して おくれ



おまえのそびえ立つ
  鼻梁




ただ愛しているから




くわず嫌いな、きぃちゃん

きいちゃんのお母さんは

きいちゃんの野菜の食わず嫌いに悩んでいました

きいちゃんは大根や人参の野菜スティックは大好きですが

その他の野菜はあまり、食べません


お母さんが、おばあちゃんに相談した結果、野菜ポタージュを作ることにしました

野菜をレンジで柔らかくしてミキサーにかけ、お出汁とミルクでのばしました


お母さんが味見をしたら、とても美味しくできたので

喜んで、きいちゃんに食べさせようとします


きいちゃんにとっては未知の食べ物なので、嫌がって部屋中逃げ回ります


いらない、いらない、こわい、とまで言ってレースのカーテンの外まで出てしまいました


お母さんが持ったスプーンは、カーテンについてしまいました

それを見て、きいちゃんはしぶしぶ、味見をしました


ところ、「うまい!!」


みんなで、お風呂に入ってからいただきます


めでたし、めでたし


恋しい人に


恋しいひとに好きと打ち明けたら



恋しいひとは



自分より あなたの


時間を大切にしてください


といった



恋しいひとを


ますます恋しいと思う



私の瞳は 涙でいっぱいになるの



私の立つ地面は湖になった



そのひとは



 まもなく 



天に召されるの




 だからだから



そんなことを言うの



私は湖の底で暮らそう


恋しい人をいつまでも想いながら





夢のなかの犬



私は夢の中で

犬を 撫でていた


仔犬もたくさん撫で
ていた


 撫でている内に


 この子たちは


 痩せ細っていることに気がついた


手のひらに 痛々しく


骨が当たった


可哀想に 捨てられた犬達かな・・


こんなに痩せ細っていると


普通にフードを与えていいんだろうか...


まず、医者だろうか

しかし 早くしないと


そこで目が覚めた...

犬たちはどこかで

私を呼んでいるような気がした




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