ポメ識と散歩していると若い夫婦がベビーカーを押している光景を目にした、微笑ましいと思う反面、少し感情移入してみると、まず大変そうという、同情にも似た感情から思考はスタートする。

責任、責務、プレッシャー
そしてなにより、何故わざわざ、死ぬからだを子供に与え、生かして殺すのか、それがわからない。

まぁ、そこには動物的な本能やら
周りがそうしているからとか
将来の保身、寂しさ
相手が望むからなど
(もっと、綺麗な理由もあるだろうけど)

僕にはわからない、理由を聞いて
理屈が解っても、わからない。

死は底無しに恐ろしいことなのに
死は受け入れるものだとか、なんだとか言ってるが、僕が思うに
あれは、死ぬのが確定してるからこその諦めであり、死にゆく自らを救う戯言に過ぎない、そこらへんは日本人はわかってると思う、信仰心が薄いから。

こんな、酷い思考回路になる原因も考えていないわけではない。

僕の目的は生きることであり、手段も生きることである。

目的も手段も同じ
現在進行形で目的を達成し続けている。

ゆえの向上心のなさであると、自分自身を精神分析してみる。
言うならば、人生のランクを下げる
精神が陥落している、レベルダウンだ。

人類がやればもっとできるのは当たり前
ただ、できるがやる必要がないだけで…


厭識(と、何時もそんな風に考えてることにします)

GM『キャラ立ちできてきたね』

厭識(キャラを一人立ちさせるのが今回のセッションの目標ですから)

GM『では、回想?もそこそこにして現実に戻るよ』

厭識(そうですね、ポメ識はちゃんと待ってますか?)

GM『しっかり待っているよ、店に入る時と同じ位置にいて首だけ動かし厭識を見るね』

厭識(なら、ただいまと言いつつ鎖首輪をつけます)

GM『どうする?』

厭識(とりあえず、石沢の嫁の所に行こうと思います、僕は石沢の家を知っていますか?)

GM『何度か、行ったことがあるよ』

厭識(そうですか、それと)

GM『?』

厭識(彼に電話をします)

GM『彼?』

厭識(そろそろ彼もキャラシートを作り終えたと思いますし)

GM『ああ、彼か、いや影か、それなら隣の部屋で別口で導入を済ましているころだよ』

厭識(一人で ですか?)

GM『NARUTOって知ってる?』

厭識(え?)

GM『ナルト、うずまきナルトだよ』

厭識(知ってますけど、いきなり何です?)

GM『影分身って技あるじゃん?それを一体、私の代わりとして隣の部屋に置いてきたんだよ』

厭識(…僕のリアルSAN値が減りそうなんですが)

GM『本家リスペクトで影分身が消えないとその情報を本体に持っていけない設定だから、まだみたいだけど』

厭識(そんな設定ありました?)

GM『あ、来た、この感覚、影分身が消えた感覚だ』

ガラガラガラガラ(ふすまを開ける音)

影(どうもー、糸色影ですぅ、よろしくおねがいです)

厭識(なんか、思ってたのとキャラが違うんですが、それは)

GM『ご愛嬌』

影(本編が大団円のうちに丸く収まったので、やっと出て来れたんですよ)

GM『…かなり、ハードな導入だったみたいだね、糸色影』

影(それはもう!!)

GM『ずいぶん嬉しそうに言うね、まぁ私的には、面白ければ構わないけど、さ』

影(ほらほら、時間軸合わせるの手伝ってください)

GM『了解だよ、糸色影、いや、語られない影』

厭識(なんか、僕よりキャラが濃くないですか?キャラ立ちできるか、心配になってきましたよ)

GM『じゃあ、次は糸色影(いとしきかげ)の導入からいくよ』

厭識(はい)
影(はーいぃ)