※新刊ネタバレに配慮してない


まあ10/12の10時以降はネタバレ解禁みたいなもんですし、もしこれから読むって人は自分の中に十二国記以外の確固とした推し(平和な世界観のなるだけ供給がよくある)をご用意してから臨んでくださいまじで。
本当にこれに尽きる。
今日仕事しながら、自分がこの18年間戴のために何もしてやれなかったことがずっと悔いだった。もっと早くに高里をあちらに帰してあげれば、とか戴国内で反民活動ができたんじゃないかとか考えててすごく辛かったけどよくよく考えたら読者が戴のためにできることってビタイチねーーーよ
それはそれで辛い。
ようやく今日涙が出たんですよ。新刊買ったという歓喜のあまり大泣きはしたけど、なんか、読破した後は信じられない展開に呆然としてて泣きも笑いもできなくて、今ちょっとずつ新刊の内容が受け入れられていく。それがつらい。
驍宗さまが実は生きてるとかやっぱり崩御なさったとかは突き詰めるとそんなに重要じゃなくて、十二国記って後編で急浮上するパターンだって思ってるし。驍宗さまよりも、戴という国が民が少しずつ死んでいく様子があまりに救いがなさすぎて、もう驍宗さまが元気よく登場してファッキン阿選をぶっ殺して泰麒をお姫様抱っこしてエンド!!になってもちっともハッピーエンドにならねえなって気分になってます。その阿選、斡由と交換して。
まじで現役最前線の推しがいないとこっちの心を折られる。人生の半分以上を戴の行く末を案じて過ごしてきたから無力感、喪失感が半端ない。ただただ待つだけで私はあの国の民ひとりすら救えなかった。いや戴は実在せんぞ。私の故郷はウインドナイツ・ロットです。

これからの私の精神衛生を担うのはFGOの今年のハロウィンイベントとかで来月の十二国記の続きが出るまではとてもじゃないけど十二国記で何か楽しむ気にはなれなくて、ふと思ったんだけど18年間も待たされたの、不由美先生が「これから18年後に君たちの心をバッキバキに折るからそれまでにメンタル鍛えとけよ」という猶予期間だったのかもな…
たくさんのメンタル沈みそうになる映画や陰惨な事件の記録を読んできたけど、それらとまったく遜色なく、下手したらそれ以上に精神的にきた。私は戴国を救えなかった。



今回の新刊、戴の続編ということもあり絶対にネタバレくらいたくないし発売日に手に入れたい(地方は遅れるし土日挟むと2〜3日遅れる)こともあって十二国記関連はワードミュートしたし公式アカウントもブロックしたので発売1週間ほど前まで知らなかったのですが、全国一斉発売らしいですね。
まあ嬉しいか嬉しくないかっていうと僅差で嬉しいけど、それを跡形もなく消し去るくらい腹がたつんですよ。
あれだけ何十年も地方民をコケにしておいて、十二国記は売れるから当日発売って?街の本屋さんが不況で悲鳴??わざわざネット通販まで遅らせておいてほら全国一斉発売だぜ発売日に買えよって言われる(言ってない)のは本当に腹が立つ。
ので、来月も新刊は淡路島まで行って買います。淡路島好きだし。地元の本屋は他の本ならたまに使うけど、全国一斉発売が普通になるまでは小野不由美先生の著作は淡路島かネットで買い続けます。高知の本屋が潰れようが私は知らない。もっというと1日遅れは何が原因なのか知らぬ。
足がない学生時代とかは喜べただろうし他のファンが地方の本屋で発売日に買うのは全く何とも思わない。いいよね、発売日に手に入れられるのって。