祖母とアイス・ロードを観ました。割と観ていたのですが、後半で寝てしましました。やっぱり寝た。寝ずにはいられない。その後、ちゃんと観ました。以下、粗筋と感想。


カナダ北部の鉱山で起こった崩落事故により26人の作業員が生き埋めとなってしまう。酸素が切れるまでの30時間以内に救出する為に必要な抗口装置は飛行機やヘリで輸送出来ず、トラックでしか運べない。更に最短ルートは車の走りが遅ければ重みで氷が割れ、スピードを出しても衝撃で割れるリスクがある氷の道だった。この命がけの救出劇にベテランのトラックドライバー達が挑む。

去年公開された映画ですが、内容は他の方も言っている通り、ひと昔前の映画の印象でした。実は事故と救出の裏側ではとある陰謀があったのですが、その陰謀が果たして必要だったかと言う所はあります。タイトルがアイス・ロードなのだから、もっと氷の道での自然による緊迫感が見たかったのに、大体は陰謀による妨害だった。2つの意味での妨害だった。陰謀自体は悪いとは思わないのですが、匂わせ程度で良いのにあまりにも露骨であまりにも怪しい奴が居るもんだから、もっと存在を隠して後で明るみになるくらいにすれば良かったと思います。陰謀なんだから隠せ隠せ。ちゃんと陰謀しろ。バランスが悪い。波打つ様な氷の道や割れていくシーンは中々ドキドキしたのですが。その他にもキャスト的にも立場的にも重要そうな人物が割とあっさり退場したり、とある人物が全く信じてもらえてなかったり、トラックが出発した時と数が減ったのに救出に問題はないのかと気になる部分はあり、物足りなさはありましたが、ひと昔前の映画と思えば観れます。


(詳録221214)