久々にフレとOWしてリーパーの真似をした以外特に何もなかったのでサボっていた間に観た映画の感想を消化しておきます



【インサイド】
出産を目前に控え、幸せの真っ只中にいた夫婦が自動車衝突事故により夫はこの世を去り、生き残った妻のサラは補聴器なしでは耳が聴こえない障がいが残ってしまう。クリスマスイブの当日にサラの元へ見知らぬ女が訪れ、未曾有の恐怖に陥れられる。


彼の有名な屋敷女のリメイクとなる作品。大まかな展開は屋敷女と同じです。しかし、猫が犬になってたり、屋敷女の主人公にはなかった聴覚障害、グロさ、エンディング等の大なり小なり変更点があります。観る前に一番気になったのが聴覚障害の設定です。ただでさえ絶望的な緊迫した状況下なのに、その新たな設定がリメイクでどんな要素を齎していくのかと思っていたのですが全くと言って良い程に活かされていなかったです。何故、そんな設定を追加したのか。サラを襲う女についても明らかに屋敷女程の異様さがありません。屋敷女では気付いたら窓の外に至近距離で立っていて、逆光で姿は良く見えず、主人公が恐る恐る女の様子を見ていると突然、素手でガラスに罅を入れるシーンがあります。そのワンシーンで私は度肝を抜かれたのですが、実際観た多くの方もそうだったではないでしょうか。衝撃です。それと比べると今作では不気味なのですが、比較にならないです。エンディングなのですが、これが一番やってはいけない事をやってしまいました。屋敷女と言えばラストのあのシーンのせいで問題作と言われたのであろう衝撃のラストをまるで救いがあるかの様なものに変更したのはやらかしてしまいましたね。オリジナルとの違いを出そうとしたのかもしれないですが、これはどう考えても改悪です。リメイクが悪いとは言いませんが、前作を尊重する所は尊重していただきたい。重要な所を履き違えてはならない。


【クワイエットプレイス】
音に反応して人間を襲う何かによって人類が滅亡の危機に瀕した世界で、決して音を立てずに生き延びている家族がいた。彼らは手話で会話、歩く時は裸足で道に砂を撒いて、徹底的に音を消して静寂とともに暮らしていた。しかし、そんな一家を想像を絶する恐怖が襲う。


台詞や音は殆どないけど、飽きる事なく観れました。一切の音を立ててはいけないので始終良い緊張感があります。ただ、登場人物が少なくどうせ死なないのが何となく判ってしまう。音に敏感に反応する怪物に対して生き残った家族ですが、観ていると疑問点と言うか突っ込み所は中々ありますね。結構、他の人にも突っ込まれている。妊娠に関してもこの状況でと強く疑問を抱きますが、ネットを見たらまあ、逆にこの状況だからこそとはまあまあまあまあ少しは納得出来ましたが、階段に刺さった釘は凄く気になります。ずぼらにも程があった。死にたいのか。と、まあ小さいながらにも疑問を持つと何でか良く解らない事がちょいちょいありまして、気になり出したらもう最後と言わんばかりに気になります。そこはもう少しストーリーや設定をきっちりと練ってほしかった。良い意味でも悪い意味でも普通のホラー映画。最後はありがちながらも少し泣きそうになりました。



後、12本程、観た映画がありますが、またそれは書けたら書きます。順番で言うと次回、タイトルに反してあんまりバレンタインは関係なかった!『ブラッディ・バレンタイン』、まさかの続編!何故帰って来た!帰って来たスカイラインマンこと『スカイラインー奪還ー』です。もう一本書けるなら頓挫と聞いていたが何だかんだで来た続編!『ストレンジャーズ 地獄からの訪問者』の3本です。



(詳録191128)